金子さんが「日中友好元軍人の會」に入會し、真に中日友好交流活動に取り組むようになったのは元日本兵で元陸軍中將の遠(yuǎn)藤三郎と出會ってからだった。遠(yuǎn)藤さんは戦後日本の著名な対中友好の人で、日本の侵略戦爭の真相を紹介し、侵略戦爭の反省と中日友好を主張し、「日中友好元軍人の會」を設(shè)立した人物だ。遠(yuǎn)藤さんの推薦の下、金子さんは1980年に正式に同會に入會した。
金子さんが電通を退いてからは、この會の活動が主な仕事となり、その後事務(wù)局長を擔(dān)うことになる。「日中友好元軍人の會はこれまで中國の友好団體と連攜を図り、相互訪問交流を展開してきた。定期的に中國側(cè)の訪日客を受け入れ、日本での生活や勉學(xué)をサポートし、反対にこちらから訪中した際には手厚いもてなしを受ける」と話す。
かつて経費(fèi)が十分に確保されていた時には、同會は毎年3、4人の中國側(cè)交流訪問者を招き、こちらの會員の家に住み、同會の支援の下日本の大學(xué)で學(xué)んだ。しかし、會員が高齢化するにつれ、退職する會員も増え、受け入れにも経済的圧力に直面し、中國側(cè)訪日數(shù)は2年に1回に減らさざるを得なくなった。
また、交流活動は近年の両國政治関係の影響も受け、一時交流が途絶えた時期もあった。金子さんは安倍政権の歴史と戦爭に対する姿勢を批判しており、安倍政権の安保法案や歴史認(rèn)識における誤った認(rèn)識が中日関係の大きなマイナス要素となっていると指摘している。政治関係がどうあれ、民間交流は持続的に展開していくべきとも語った。
両國関係の未來について、金子さんは両國の若者に大きな期待を寄せている?!附袢斩啶沃袊擞Q光客が日本を訪れており、中國語を?qū)Wぶ日本人も多い。ビジネス交流のためだけの相互學(xué)習(xí)に留めるのではなく、両國の若者にはしっかりと歴史を?qū)Wび、とりわけ両國の交流史をしっかり學(xué)んでもらいたい」と語った。
最後に金子さんは、「やはり勉強(qiáng)が大切。読書なり、戦爭経験者の話を聞くなり様々な方法を通じてたくさん學(xué)び、物事の善し悪しを判斷する能力を身につけていってほしい」と両國の若者に期待を寄せた。(編集IM)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年8月14日
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