米メディアの報(bào)道によると、米空軍はこのほど最新版の「中米軍事交流指針」を発表した。指針策定の理由について、米空軍は聲明で「中國(guó)の臺(tái)頭の國(guó)際社會(huì)への影響が日増しに拡大し、中國(guó)の軍事力が日増しに高まる中、米空軍と中國(guó)人民解放軍陸軍、海軍、空軍との交流は過(guò)去のいかなる時(shí)にも増して差し迫って必要となっている」とした。この聲明は、米空軍は中國(guó)軍との交流?協(xié)力強(qiáng)化に努力していると表明しているようだ。（文：張軍社?海軍軍事學(xué)術(shù)研究所研究員。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

　だが新指針を詳細(xì)に読むと、米空軍が実は中米両國(guó)の軍事交流にさらに多くの「越えてはならない一線」を定めたことに気づく。具體的には武力輸送行動(dòng)、核行動(dòng)、合同戦闘行動(dòng)、化學(xué)?生物防護(hù)、偵察?監(jiān)視行動(dòng)、合同作戦演習(xí)、宇宙軍事行動(dòng)、米軍研究室への立ち入りなど計(jì)12の交流分野を禁止している。以前米議會(huì)が仕立て上げ、米軍が遵守し続けてきた「2000會(huì)計(jì)年度國(guó)防権限法」「DeLay amendment」などの法規(guī)よりも一層厳しく、中米両軍関係の改善に向けた米空軍の善意と願(yuàn)望は見(jiàn)てとれず、米政府側(cè)が繰り返し表明してきた両軍交流?協(xié)力強(qiáng)化の約束と逆行するものだ。米空軍のこうしたやり方は理解に苦しむものであり、中國(guó)民衆(zhòng)は「米國(guó)は一體中米両軍交流?協(xié)力を改善したいのか、それとも制限したいのか？」との疑問(wèn)を抱かざるを得ない。

　両軍関係は中米両國(guó)関係を構(gòu)成する重要な一部だ。中米國(guó)交樹(shù)立後30年余りの経験がはっきりと示すように、両軍交流?協(xié)力の強(qiáng)化は両軍間の相互理解と相互信頼の強(qiáng)化に寄與し、両軍間の誤解、誤判斷、敵意の解消または軽減に寄與し、中米両國(guó)の全體的関係の安定と発展にも根本的に寄與する。

　2013年6月と2014年11月に習(xí)近平國(guó)家主席とオバマ大統(tǒng)領(lǐng)が米國(guó)と中國(guó)で相次いで會(huì)談した際、雙方は両軍関係の改善?発展の重要性を共に強(qiáng)調(diào)し、中米の新型の大國(guó)関係に見(jiàn)合った新型の軍事関係の構(gòu)築について共通認(rèn)識(shí)にいたった。2年余りで中米両軍は上層部交流、制度化された対話と協(xié)議、佐官級(jí)交流、合同訓(xùn)練などの面で新たな進(jìn)展を得た。特に中國(guó)海軍は米海軍主導(dǎo)の軍事演習(xí)「リムパック2014」に招待を受けて參加し、両軍は「重大な軍事行動(dòng)の相互通告制度の構(gòu)築」「海空遭遇時(shí)の安全行動(dòng)規(guī)範(fàn)」という2つの相互信頼制度の覚書(shū)に署名し、両軍交流史における重大なブレークスルーを?qū)g現(xiàn)し、両軍の相互信頼制度構(gòu)築は歴史的一歩を踏み出した。