世界経済フォーラムは30日、「2015～2016年世界競(jìng)爭(zhēng)力報(bào)告」を発表した。その中の世界競(jìng)爭(zhēng)力ランキングは主に同フォーラムが04年にうち出した世界競(jìng)爭(zhēng)力指數(shù)（GCI）に基づくものだ。今回の報(bào)告は、長(zhǎng)期的な構(gòu)造改革を推進(jìn)し、生産量を高め、人材の潛在力を発揮させることが、各國(guó)が今取るべき重要な措置であり、これによって経済成長(zhǎng)を活性化させ、雇用を創(chuàng)出し、國(guó)民の生活水準(zhǔn)を向上させ、事後的リスクへの対応力を増強(qiáng)するための十分な保障が與えられるとの見方を示した。一財(cái)網(wǎng)が伝えた。

今回の報(bào)告は世界の140のエコノミーについて、生産力の発展と社會(huì)の繁栄の促進(jìn)をめぐる「世界競(jìng)爭(zhēng)力指數(shù)」を検討し、ランキング形式で並べている。このほど発表されたランキングをみると、上位10エコノミーは次の通り。トップは7年連続のスイスで、個(gè)別指標(biāo)12項(xiàng)目すべてで高い得點(diǎn)を上げ、リスク対応力の強(qiáng)さをみせつけた。同國(guó)がこのたびの経済危機(jī)を無事に乗り切ったのもこの強(qiáng)さゆえだ。2位はシンガポール、3位は米國(guó)、4位は前回5位のドイツ、5位は3年ぶりの復(fù)活となったオランダ。日本は6位、香港は7位と安定し、フィンランドは過去最低の8位。9位はスウェーデン、10位は英國(guó)だった。

同報(bào)告によると、極めて高い競(jìng)爭(zhēng)力をもつエコノミーは世界的な経済危機(jī)に直面した時(shí)に非凡な対応力と回復(fù)力を示す。だがその他の一連のエコノミー、特に新興市場(chǎng)のエコノミーは危機(jī)後に競(jìng)爭(zhēng)力が落ち込むといった現(xiàn)象があり、懸念される。一連のエコノミーは次回のグローバル経済危機(jī)でさらに深く長(zhǎng)期的な苦境に陥る可能性があるという

また同報(bào)告の分析によると、1つのエコノミーが人材の発展の能力を育成し、導(dǎo)入し、利用し、支援することはそのエコノミーの競(jìng)爭(zhēng)力と密接に関連する。ランキング上位のエコノミーはこの點(diǎn)でいずれも順調(diào)だが、その他の多くのエコノミーでは、質(zhì)の高い教育や訓(xùn)練を受ける機(jī)會(huì)が少なく、労働力市場(chǎng)も明らかに柔軟性が足りないという。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年9月30日