▽中韓が先行 貿(mào)易圏加入を迫られる日本
業(yè)界には、中韓が経済分野で一歩先行したことが、中日韓FTAを前に進(jìn)ませる原因の一つになるかもしれないとの見方が出ている。中日韓首脳會談は正常な軌道に戻ったばかりだが、中韓両國の関係は長年にわたって「溫められてきた」ものだ。李総理は1日に韓國経済界主催の歓迎晝食會に出席した際、「中韓は國交樹立から20數(shù)年しか経っていないが、貿(mào)易額は3千億ドル(約36兆810億円)に迫り、約60倍増加した。このような猛烈な勢いの発展ぶりは世界でも『先例を見つけるのが難しい』」と述べた。
ここ數(shù)年、中韓貿(mào)易の増加ペースが中日貿(mào)易を上回る。稅関がまとめた統(tǒng)計によると、14年の中韓二國間貿(mào)易額は約2905億ドル(約34兆9384億円)に上り、中國は今や韓國にとって1番目の貿(mào)易パートナーであり、1番目の輸出先國であり、1番目の輸入元國だ。今年6月1日、両國は中韓FTAに調(diào)印し、大まかな推計によると、これから中韓自由貿(mào)易圏が設(shè)立されれば、両國は経済規(guī)模で12兆ドル(約1443兆2400億円)の巨大市場の形成で力を合わせることになる。また李総理は訪韓初日に、同國の樸槿恵(パク?クネ)大統(tǒng)領(lǐng)とともに中韓間の協(xié)力文書17件の調(diào)印を見守った。
白副主任によると、「中韓間の貿(mào)易での相互利益は當(dāng)然のことながら日本製品の中國市場進(jìn)出に対する打撃になる」のであり、「韓日両國は商品の種類やタイプ、貿(mào)易サービスの面でもともと重なり合う部分が多かったが、中韓FTAが成立すると、韓國は日本との競爭で優(yōu)位な位置を占めるようになった。ここ2年ほどの間に、中日間の経済貿(mào)易関係は下降線をたどり、日本が中韓のシステムの中に自國を組み込もうとしなければ、北東アジア地域の貿(mào)易の主流から外れることになり、これは日本には受け入れられないことだ」という。
劉副研究員も、「TPPの存在が3カ國のFTAの実現(xiàn)を大きく阻害する役割を果たしてはいるが、中韓間の、さらには中國?英國間の、また中國?ドイツ間の貿(mào)易往來が活発になるにつれ、日本はこれを外側(cè)から眺めているだけではいられなくなる。また地域、経済規(guī)模、貿(mào)易構(gòu)造という點でも、中日韓の間には3カ國で十分に操作することのできる貿(mào)易の可能性が確かに存在しているといえる」と指摘する。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年11月2日
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