雲南省楚雄市で2日開かれた記者會見の情報によると、中國科學院昆明植物研究所の科學者は、クルミ(Juglans sigillata D.)の研究で段階的な進展を実現(xiàn)し、この品種のゲノムシーケンシングと詳細なゲノムマップの作成を完了した。浙江在線が伝えた。
同研究所の研究員、中國西南野生生物種質資源バンク副主任の李唯奇氏は、「研究チームはゲノム、タンパク質、脂質のデータを結びつけ、クルミの実の栄養(yǎng)?健康物質の基礎に関する新たな模索を行った。その結果、クルミの実が86種の機能を持つ生理活性ペプチドを生むことが明らかになった。うち抗真菌ペプチドは43種、抗細菌ペプチドは31種、抗ウイルスペプチドは5種、抗がん細胞ペプチドは4種」と説明した。
李氏によると、クルミの実には人體が必要とするすべてのアミノ酸が含まれ、かつタンパク質の含有量が81%と高く、大豆を上回ることが分かった。またクルミの30%以上のタンパク質は200個のアミノ酸を下回る短いタンパク質で、水に溶け人體に必要な機能性ペプチドになりやすい。またクルミのリノール酸とリノレン酸の比率は1:8ほどで、離乳食が推奨する1:5?15の間となっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年2月3日
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