グラフェンは「新材料の王」と呼ばれ、世界各國においてグラフェンをめぐる競爭が激化している。中國科學(xué)院文獻(xiàn)情報(bào)センターと米ケミカル?アブストラクツ社は「グラフェン研究開発動(dòng)向の観測?分析報(bào)告書」を発表し、この「競爭」を詳細(xì)に解説した?？萍既?qǐng)?bào)が伝えた。

世界で最も薄い材料であるグラフェンは、優(yōu)れた力學(xué)?熱學(xué)?電気學(xué)的性能を備える。世界ではすでにグラフェン研究がブームになっている。これはグラフェンが未來の先端材料として、畫期的な新技術(shù)を生み、新産業(yè)革命を起こす可能性が極めて高いからだ。

グラフェンについての研究は、2010年以降に高度発展段階に入った。同報(bào)告書が世界で発表された7萬編以上のグラフェン関連論文、2萬件以上のグラフェン関連特許を統(tǒng)計(jì)?分析したところ、世界の50％以上の論文と特許が2014?16年の間に発表?出願(yuàn)されたものだった。同センターの劉細(xì)文副主任は記者會(huì)見で「この3年間でグラフェン関連論文の発表と特許出願(yuàn)は、増加傾向を維持している。その基礎(chǔ)研究?技術(shù)応用が急成長中だ」と指摘した。

統(tǒng)計(jì)データによると、グラフェン論文執(zhí)筆數(shù)の上位5ヶ國は、中國（香港?マカオ?臺(tái)灣地區(qū)を除く）、米國、韓國、日本、インドの順となっており、世界全體の64.3％を占めている。特許出願(yuàn)件數(shù)上位5ヶ國は、中國、韓國、米國、日本、ドイツで、世界全體の9割以上を占めており、「中米韓日などの國がグラフェン先端応用技術(shù)を競っている。米日は関連論文の発表と特許出願(yuàn)が早かったが、中國の論文?特許出願(yuàn)量はすでに世界をリードしている」としている。

この5ヶ國の特許出願(yuàn)先を見ると、米國と中國に集中している。中國は特許出願(yuàn)件數(shù)が多いが、韓日米獨(dú)での出願(yuàn)件數(shù)は全體の2.3％のみ。韓米日獨(dú)の特許出願(yuàn)件數(shù)のうち、その他4ヶ國での出願(yuàn)が占める割合は27.8％?24.8％?32.3％?45.3％となっている?！袱长欷缺趣伽毪?、中國の他國での特許出願(yuàn)が弱いことが分かる」

同報(bào)告書は、世界グラフェン競爭において、中米韓日がすでに技術(shù)面における優(yōu)位性を形成していると判斷している。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年9月11日