中國江蘇省南京市は6日、南京以外の都市にある大學(xué)を今年卒業(yè)し、南京で企業(yè)の面接を受ける學(xué)生に1000元(約1萬6800円)の「面接補助金」を給付すると発表した。人民日報が伝えた。
南京市政府が発表した「世界に影響を與えるイノベーション都市の建設(shè)に関する政策?施策」に歩調(diào)を合わせ、定住するためのハードルを低くしたり、家賃補助、起業(yè)補助を普及したりと、南京市は人材を呼び込むための政策を打ち出している。
人材の呼び込みに力を入れているのは南京だけではない。2017年以降、中國の多くの二線都市で人材の爭奪戦が繰り広げられ、18年に入っても、杭州、寧波、武漢、鄭州、成都などの都市が人材を呼び込むための新たな政策を続々と打ち出している。
北京、上海などの一線都市は、定住やマイホーム購入に関する制限を増やしてハードルを高くしているのに対して、中國の二線都市は人材の呼び込みに力を入れているため、一線都市の人口問題や人材集中という問題の緩和につながるほか、豊富な人材がもたらした発展と繁栄を二線都市にシェアし、その発展を促進することができる。
中國では、二線都市で人材の爭奪戦が繰り広げられていると同時に、ここ數(shù)十年で最大規(guī)模の留學(xué)人材の「帰國ブーム」が巻き起こっている。17年、中國に帰國した留學(xué)生は60萬人を超えた。この數(shù)字は同年に留學(xué)した人の総數(shù)を明らかに上回っている。
中國共産黨中央委員會の習(xí)近平総書記はこのほど、広東省の代表団審議に參加した際、「発展は最重要事項で、人材は最も重要な資源、イノベーションが一番の原動力」と強調(diào)した。
中國が現(xiàn)在、世界の人材が中國の建設(shè)に參加するようオープンな姿勢で迎えていることについて、南方科技大學(xué)の陳十一學(xué)長は取材に対して、「現(xiàn)在、中國が世界の人材を呼び込むのに一番適した時期」との見方を示した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年3月13日
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