資料寫真
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(以下、同基地)のパンダたちの目の周りが、黒から白に変色するという狀況が多発しており、國內の多くのパンダ愛好家とネットユーザーから注目されている。記者が2日に入手した情報によると、中國の有名眼病専門家、四川大學華西病院眼科元主任、成都華廈眼科病院業(yè)務院長の羅清禮教授がこれらのパンダの診斷を行い、その結果を提出した。羅氏によると、この具體的な原因については正式発表を待つ必要があるが、人類にも原因不明の同じ癥狀が出るという。科技日報が伝えた。
このことはネットユーザーたちの注目を集め、同基地は先ごろ一部のパンダの目の周辺の毛が抜け落ちており、これについて原因を積極的に確認中で、効果的な措置を講じ治療すると表明していた。
記者の調べによると、今回は羅氏の他に、國內の有名な皮膚病専門家、四川大學華西病院皮膚科の冉玉平教授も診斷に加わった。その対象となったのは、同基地のパンダ「勇勇」と「小雅」だ。専門家2人はパンダの目の狀況を検査すると報告を提出したが、その原因については結論を下さなかった。具體的な原因については、同基地による統(tǒng)一見解の発表を待つ必要がある。
羅氏によると、人類の同じような癥狀は「小柳?原田病」と呼ばれる。小柳?原田病にかかると、ぶどう膜炎や網膜出血?剝離、白斑、脫毛、白髪(髪、眉、まつ毛)、神経系損傷が生じる。
小柳?原田病は人の內分泌、ウイルス、免疫と関連する疾患だが、その原因については明らかにされていない。若者や中年の発癥が多く、発癥率と性別の間にも明らかな関連性が認められない。黃色人種がかかりやすい。數ヶ月から1年ほどで自然治癒するが、一部の患者は再発を繰り返し、完全な快復まで數年から數十年かかるケースもある。
羅氏は、「しかしパンダの目の周りが白くなるのは、この疾患ではない。2頭の検査により、その可能性は否定された」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年5月4日
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