王毅國(guó)務(wù)委員兼外交部長(zhǎng)（外相）が15日から17日にかけて招待を受けて日本を公式訪問(wèn)し、河野太郎外相と共に第4回中日ハイレベル経済対話を開(kāi)いた。王氏の今回の訪日は両國(guó)の上層部交流と意思疎通を強(qiáng)化する重要な措置であり、中日関係改善の勢(shì)いをさらに揺るぎないものにするうえで重要な意義を持つ。（文：賈秀東?中國(guó)國(guó)際問(wèn)題研究院特別招聘研究員。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

王氏と會(huì)談した際の安倍首相の発言を見(jiàn)ると、日本政府は両國(guó)関係の改善を強(qiáng)く望んでいる。過(guò)去數(shù)年間の低迷と比べ、確かに現(xiàn)在の中日関係は前向きな改善の動(dòng)きを見(jiàn)せ、各レベルの対話が次第に行われており、雙方は両國(guó)関係の一層の改善について共通認(rèn)識(shí)にいたっている。だが両國(guó)関係改善の鍵は、日本側(cè)が中國(guó)側(cè)と同じ方向に向かい、「初心を忘れず、基礎(chǔ)を固め、歴史を鑑とし、未來(lái)を共に築き」、両國(guó)関係の正しい方向に沿った長(zhǎng)期安定的発展を推し進(jìn)めることができるか否かにある。日本側(cè)が次の4つの問(wèn)題を正しくしっかりと処理することが極めて重要だ。

（1）政治面で信用を重んじ、規(guī)則を守る。つまり中日共同聲明など中日間の4つの基本文書(shū)の定めた重要な原則を順守し、両國(guó)関係の政治的基礎(chǔ)に関わる敏感な問(wèn)題を適切に処理する。

（2）中國(guó)の発展を客観的、理性的に受け止め、「互いに協(xié)力のパートナーであり、互いに脅威とならない」という中日間のコンセンサスを具體的行動(dòng)に反映させる必要がある。日本側(cè)は対中認(rèn)識(shí)を正し、中國(guó)「封じ込め」の対立心理を捨てて、様々な「中國(guó)脅威論」をまき散らしたり、これに同調(diào)することを止めるべきだ。

（3）経済?貿(mào)易面で「ゼロサム」ゲームを止める。つまり、互恵?ウィンウィン、共同発展を堅(jiān)持し、中國(guó)側(cè)と共に経済?貿(mào)易協(xié)力の新たな原動(dòng)力を掘り起こし、両國(guó)経済協(xié)力の質(zhì)的向上と高度化の実現(xiàn)に盡力する必要がある?！敢粠∫宦贰工藢潳工胱藙?shì)の前向きな転換を積極的な実際の行動(dòng)に変え、中國(guó)側(cè)と共に「一帯一路」協(xié)力が成果を挙げる後押しをし、これを両國(guó)協(xié)力の新たな目玉とする。

（4）多國(guó)間の面で中國(guó)側(cè)と共に引き続き東アジア経済統(tǒng)合プロセスを後押しし、中日韓自由貿(mào)易協(xié)定と域內(nèi)包括的経済連攜（RCEP）の交渉を加速し、アジア太平洋自由貿(mào)易圏（FTAAP）の早期構(gòu)築という目標(biāo)に向けて邁進(jìn)し続ける必要がある。雙方は共同で保護(hù)貿(mào)易主義に反対し、多角的貿(mào)易體制を維持し、開(kāi)かれた世界経済の構(gòu)築を後押しするべきだ。

中日は海を隔てて向かい合う、引っ越すことのできない隣國(guó)だ。中國(guó)側(cè)は常に中日関係を重視し、両國(guó)の平和共存と互恵協(xié)力を望み、両國(guó)関係が正常な軌道に戻ることを待ち望んでいる。だが日本政府の対中政策には二面性があり、中國(guó)に関する敏感な問(wèn)題でしばしば「逆行」している。中國(guó)側(cè)もこの點(diǎn)を大変明確に認(rèn)識(shí)している?，F(xiàn)在の中日関係の前向きな変化は雙方の共通利益にかなう。だが中日関係が真に健全で安定した発展の道を歩むには、雙方が共に多大な努力を払うことがまだ必要だ。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年4月18日