上海協(xié)力機構(gòu)（SCO）加盟國首脳理事會の第18回會議（上海協(xié)力機構(gòu)首脳會議）が6月9日から10日にかけて山東省青島市で開催される。青島サミットはSCO加盟國拡大後初のサミットであり、中國にとっては今年2回目の重大なホームグラウンド外交でもある。習(xí)近平國家主席が議長を務(wù)め、関連活動に出席する。青島サミットの主要議題は何か。どのようなメッセージを発するのか。新華社が伝えた。

■注目點1：習(xí)主席の多忙な日程

習(xí)主席は會期中、各國來賓のために歓迎夕食會を開き、蕓術(shù)パフォーマンスを鑑賞するほか、小規(guī)模?拡大會談を相次いで行い、SCO発展の現(xiàn)狀と展望、新情勢下における各分野での協(xié)力、重大な國際?地域問題について各國首脳と踏み込んで意見交換する。

中國ロシア東歐中央アジア學(xué)會會長の李永全氏は「首脳理事會はSCOの最高意思決定機関だ。各國首脳はサミットで十分に交流し、相互信頼?理解を増進し、SCO発展のためにトップレベルデザインを示し、SCOの発展を先導(dǎo)する」と指摘。

また、李氏は「SCO加盟國首脳は毎年サミット期間に二國間會議、多國間會議を行う。このようにハイレベルで密度の高い會議は大変必要かつ効果的だ。各國首脳はSCOのプラットフォームを利用して十分な意思疎通の場を得られる。二國間レベルでは意思疎通や解消の難しい問題も、SCOの多國間の枠組で議論することで、適切な解決のための新たな構(gòu)想を得られることができる」と指摘する。

■注目點2：安全保障、協(xié)力、発展、「一帯一路」が議題に

王毅國務(wù)委員兼外交部長（外相）は5月28日の國內(nèi)外プレス向けブリーフィングで今回のサミットについて、過去17年間のSCO発展の経験を総括し、「上海精神」を引き続き発揚するほか、「3つの勢力」（極端な宗教勢力、民族分裂勢力、テロ勢力）、麻薬輸送?販売、ネット犯罪の取締り、グローバルガバナンスの整備、多國間貿(mào)易體制の強化、「一帯一路」建設(shè)の推進、地域経済協(xié)力の全體的水準(zhǔn)の向上などについて共通認(rèn)識を形成すると説明した。

専門家は反グローバル化思想の臺頭などの問題を前に、青島サミットの議題は加盟國間のコネクティビティの強化、域內(nèi)貿(mào)易の円滑化水準(zhǔn)の向上、多國間貿(mào)易體制の維持などが焦點となると考える。

清華大學(xué)國際関係學(xué)部の呉大輝教授は「今回のサミットの重要議題の1つが加盟國間のコネクティビティの強化だ。特に重要なものが、交通インフラのコネクティビティだ。SCO加盟國は多くが內(nèi)陸國であり、交通の発展により地域経済を活性化し、地域の発展につなげることができ、貿(mào)易の円滑化にプラスだ」と指摘する。

■注目點3：加盟國拡大後、初めて首脳が勢揃い

「新加盟國の參加は今回のサミットのハイライトだ」。國務(wù)院発展研究センター?ユーラシア社會発展研究所の盛世良研究員は「SCOは加盟國拡大によって地理的範(fàn)囲の拡大、人口の増加、経済力の強化を?qū)g現(xiàn)した。その國際的影響力と発言力も高まる」と指摘する。

専門家は「SCOは加盟國拡大によって、東アジア、中央アジア、西アジア、南アジアの地政學(xué)的結(jié)びつきを活性化し、市場と政策の余地を広げた。各加盟國はSCOの枠組で発展戦略と統(tǒng)合イニシアティブの様々なレベルと形式の連攜を強化し、ユーラシア大陸の『安定の錨』及び経済成長ベルトとしての地位を一層明らかにする」と考える。

李氏は「各加盟國はサミットを通じて相互間のすり合せを強化する。同時に、新たなニーズに適応するため組織內(nèi)の作業(yè)言語などの細(xì)部の速やかな調(diào)整と統(tǒng)一も必要だ」と指摘する。

■注目點4：安全保障、経済、人的?文化分野の協(xié)力文書多數(shù)を承認(rèn)

今回のサミットで習(xí)主席は各國首脳と共に青島宣言に署名し、「上海協(xié)力機構(gòu)加盟國長期善隣友好協(xié)力條約」の今後5年間の実施綱要、今後3年間の「3つの勢力」取締り協(xié)力綱要など安全保障、経済、人的?文化などの分野の協(xié)力文書10數(shù)件を承認(rèn)する。

専門家は、青島サミットはSCOの歴史において最大規(guī)模で、最も成果に富むものになる見通しだと指摘する?！附窕丐违单撺氓趣蟂COの次の段階の発展について計畫を立てると同時に、多くの実務(wù)的措置を打ち出し、今後のSCO內(nèi)の協(xié)力を先導(dǎo)する良い役割を果たす」と、中央黨校國際戦略研究院の左鳳栄教授は指摘する。

安全保障協(xié)力はSCOの出発點であり最重要事項である。呉氏は「SCOは最も早く『3つの勢力』の取締りを打ち出し、テロ取締りを協(xié)力方針に盛り込んだ國際組織だ。今後3年間の『3つの勢力』取締り協(xié)力綱要などの文書が青島サミットで承認(rèn)されることは、時宜を得たものだといえる」と指摘する。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年6月1日