世界的にも有名なコンサルティング會社のベイン?アンド?カンパニーが16日に発表した報告によると、デジタル化技術が急速に普及し、消費者が新たな外出スタイルを模索し始めるというダブル要因を受け、中國では、シェア自転車やオンライン配車予約などの新たな外出スタイルが、外出コンセプトの再定義を進めているのと同時に、中國を世界最大の外出市場にしている。伝統(tǒng)的な自動車メーカーは、従來のビジネスモデルを転換することで、新たな市場チャンスを摑むよう迫られているようだ。ロイター通信が伝えた。
ベインがこのほど中國の一、二、三線都市に住む約2千人の消費者を対象に実施した調査結果によると、現在最も人気が高い外出スタイルは、「シェア自転車」?;卮鹫撙?3%は、「シェア自転車を利用したことがある」と答えた。これに続き、「従來の外出方式に代わってハイヤーなどオンライン配車予約を利用したことがある」人が62%を占めた。さらに重要なことに、新しい外出スタイルや、深刻な交通渋滯と自家用車所有による経済的コストを踏まえ、自家用車を購入することを控える中國の消費者が増加の一途をたどっている。
報告書の共著者でベインのグローバルパートナーを務める曾偉民氏は、「このような新たな外出スタイルは、市場に登場してたちまち中國人消費者から高い人気を博し、速やかに普及し、あっという間に外出スタイルの主流となった」と指摘する。
同氏は、「技術的な統(tǒng)合と政府による政策面での支持が続き、さらにB2Cといったシェア自動車を始めとする新たな外出スタイルの登場などにともない、中國における外出市場は今後も急成長を続けるだろう」との見方を示した。
「過去3年間で、中國國內のシェア自転車は5倍、オンライン配車予約は4倍、それぞれ成長した」とベインは推計している。中國におけるオンライン配車市場取引総額は2016年に約230億ドルに達し、他の國々の合計総額を上回った。
このような爆発的成長の背後にある原因の一つに、モバイル決済の普及が挙げられる。また、中國一、二線都市の一般?高速道路の渋滯も、消費者が新たな外出スタイルにシフトするもう一つの主因となっている。
報告によると、新たな外出スタイルの発展により、完成車メーカーは、利潤モデルについて再考し、サービスプロバイダや価値チェーンに関わる業(yè)者との提攜を模索する時がきているという。
例えば、完成車メーカーは、ハイテク企業(yè)との協(xié)力を通じ、大量の消費者データを獲得することができる。詳細な消費者像を描くことで、自動車メーカーは、消費者の外出狀況や行為について全面的な理解が可能だ。これを踏まえ、彼らは連盟を立ち上げ、消費者の地理情報に基づく精確なマーケティングやその他の革新的サービス?商品を提供し、外出生態(tài)圏における自身の役割を拡大し、最終的には高収入?高収益に結びつけることができる。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年5月18日
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