中米は2、3両日に北京の釣魚臺迎賓館で両國の経済貿(mào)易問題について協(xié)議した。中米関係を長年見てきた複數(shù)の専門家は「中米はわずか1カ月以內(nèi)に北京、ワシントン、北京と相次いで3回協(xié)議を行った。雙方がこれをどれほど重視しているかは言うまでもない」と指摘。両國が貿(mào)易戦爭をしないという前提を順守し、向き合い落ち著いて進(jìn)むことが、協(xié)議の成果を守るうえで鍵となるとの見解を示している。新華社が伝えた。

■改革開放と內(nèi)需拡大は國家戦略 既定のペースは変わらない

中國側(cè)は3日、今回の中米経済貿(mào)易協(xié)議についての聲明で「改革開放と內(nèi)需拡大は中國の國家戦略であり、われわれの既定のペースが変わることはない」と指摘した。

「『既定のペースが変わることはない』の重點(diǎn)は『既定』にある」中國社會科學(xué)院世界経済?政治研究所の張宇燕所長は「つまり中國が改革開放と內(nèi)需拡大を堅持するのは、自らの発展上のニーズに基づく戦略的選択、自主的選択であるということだ」と指摘する。

今年4月に開催したボアオ?アジアフォーラム年次総會から、まもなく開催する上海協(xié)力機(jī)構(gòu)（SCO）青島サミット、そして11月に上海で開催予定の第1回中國國際輸入博覧會のいずれも、「改革開放」と「內(nèi)需拡大」をそのキーワードにしている。

「『既定のペースが変わることはない』とは、中國が一度決まったものを変えずに墨守するということではない」。対外経貿(mào)大學(xué)中國世界貿(mào)易機(jī)関研究院の屠新泉院長は「中國は改革開放と內(nèi)需拡大に対して長期的な計畫と考えがあり、質(zhì)の高い発展という基準(zhǔn)と実情の観點(diǎn)を堅持し、ペースをしっかりと把握するということだ」と指摘する。

■協(xié)議を深めるには、貿(mào)易戦爭をしない前提をまず確保

前回のワシントン協(xié)議で、中米雙方は貿(mào)易戦爭をしないことを確認(rèn)した。これは中米経済貿(mào)易協(xié)議の開催?継続の基本的前提だ。

だが今回の北京協(xié)議を前に米側(cè)は「ノイズ」を発した。中國側(cè)は聲明で「中米間で得られた成果は、いずれも雙方が向き合って進(jìn)み、貿(mào)易戦爭をしないという前提に基づくことになるはずで、もし米側(cè)が関稅引き上げを含む貿(mào)易制裁措置を打ち出した場合、雙方間の協(xié)議により得られたあらゆる経済?貿(mào)易上の成果はその効力を生じないことになるだろう」と明確に指摘した。

「これは必要なことであり、筋が通ったことでもある」。中國國際経済交流センターの張燕生研究員は「もし米側(cè)が逆戻りして、中國製品に制裁関稅を課すのなら、協(xié)議の成果の基礎(chǔ)が完全に覆され、協(xié)議はその意義も失う」と指摘する。

専門家は「中米経済貿(mào)易協(xié)議の成果は得がたいものであり、こうした成果が水泡に帰することは望まない。米側(cè)が同様に大切にし、前向きでウィンウィンの姿勢で二國間の貿(mào)易上の懸念を解決することを希望する。これは中米両國だけでなく、世界にとってプラスとなる」と指摘する。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年6月5日