中國の馬朝旭國連大使は22日、中東情勢に関する國連安保理の會(huì)合で、「二國家構(gòu)想」を堅(jiān)持してパレスチナとイスラエルの衝突を解決するよう呼びかけた。新華社が伝えた。
馬大使は「中國側(cè)は最近のガザ地區(qū)とエルサレムの緊張を強(qiáng)く注視し、衝突で人々が死傷したことを深く懸念し、心を痛めている。先日の停戦合意を歓迎し、國連とエジプトの調(diào)停努力を高く評(píng)価する。パレスチナの人々の合法的権益を守ることは國際社會(huì)の共同責(zé)任だ」と述べた。
また「『二國家構(gòu)想』を堅(jiān)持し、パレスチナとイスラエルの衝突の公正で永続的な解決策を探るべきだ。國際社會(huì)は『中東包括和平案』(ベイルート宣言)、『土地と平和の交換』等の原則及び國連安保理決議を踏まえて、パレスチナ問題の解決を推進(jìn)し、最終的には1967年の國境を基礎(chǔ)に、東エルサレムを首都とし、完全な主権を有するパレスチナ國を樹立するべきだ。いかなる新たな提案もこうした國際準(zhǔn)則に合致するものであるべきだ。そうであってのみ公正で、永続的なものとなり、國際社會(huì)に広く受け入れられる」と指摘。
「國連安保理第2334號(hào)決議をしっかりと履行し、入植地の合法化を目指すいかなる法律行為や一方的措置を直ちに停止するとともに、その影響を取り除く確かな措置を講じるべきだ。情勢の悪化を招く行動(dòng)や信頼を壊す措置を避けて、対話再開に必要な環(huán)境をつくるべきだ。中東に対して重要な影響力を持つ各者は建設(shè)的役割を発揮して、一方的行為が地域情勢緊張の一層の激化を招くことのないようにするべきだ」と述べた。
馬大使はさらに「パレスチナ內(nèi)部の和解プロセスを積極的に後押しするべきだ。近年、中東地域の紛爭問題は人道的危機(jī)を引き起こし続けている。國際連合パレスチナ難民救済事業(yè)機(jī)関(UNRWA)が幾重もの困難を克服し、苦しい條件の下で人道救援活動(dòng)を繰り広げ、積極的成果を上げていることを、中國側(cè)は稱賛する。中國はUNRWAへのサポートを強(qiáng)化するよう國際社會(huì)に呼びかける。今年6月に行われる拠出會(huì)議の成功を期待する。中國側(cè)は昨年、年度寄付金を基礎(chǔ)にUNRWAへの寄付金を大幅に増やした。今年も引き続き資金面でサポートする」と述べた。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年5月24日