チャイナ?フィルハーモニー管弦楽団は12日、東京蕓術(shù)劇場コンサートホールで公演を行い、ベルリオーズの序曲「ローマの謝肉祭」、陳其鋼のヴァイオリン協(xié)奏曲「苦悩の中の歓喜」、ベートーヴェンの交響曲第5番 ハ短調(diào)「運(yùn)命」の3曲を披露した。その美しい演奏に聴衆(zhòng)は惜しみない拍手を送った。人民網(wǎng)が伝えた。
今回の公演では夏小湯氏が首席指揮者を務(wù)めた。夏小湯氏は広州交響楽団、中國歌劇場、北京交響楽団や、サンフランシスコ?バロック?オーケストラなどに客演指揮者として定期的に客演しており、世界の多くの音楽家や作曲家と共演し、高い評価を得ている。
2曲目のヴァイオリン協(xié)奏曲「苦悩の中の歓喜」では、ヴァイオリニストの劉睿氏が演奏。劉睿氏は2008年の北京五輪で公式テーマソング「You and Me」の演奏に參加したほか、作曲家?陳其鋼とのコラボや、中國の有名映畫監(jiān)督?張蕓謀氏の映畫「サンザシの樹の下で」や「金陵十三釵」の主題歌の演奏に參加し、その音楽性を高く評価されている。
チャイナ?フィルハーモニー管弦楽団は、オペラ、ヴァイオリン協(xié)奏曲、交響曲と全く種類の異なる3曲を見事に演奏し、その一體感のある力強(qiáng)い演奏に多くの観客が魅了されていた。
チャイナ?フィルハーモニー管弦楽団は2000年に中國放送交響楽団を母體として創(chuàng)立された。中國第一級のオーケストラであり、國際的な名聲を得ており、アジアをリードするオーケストラとなり、國內(nèi)外から大きな注目を集めている。2001年には臺(tái)灣地區(qū)、2002年には北米や中南米、2005年には世界22都市をめぐる世界ツアーを行い、その後もヨーロッパや米國で公演を行っている。また、創(chuàng)立以來多くの初演作品の上演も手がけており、クラシック音楽発展のため、積極的にそのスタイルを模索している。今回の日本公演は2017年以來2年ぶりとなる待望の來日となった。翌13日、同楽団は大阪でも公演を行った。
(文?木村雄太)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月13日