米CNNが紹介した世界自然保護基金(WWF)のデータによると、アマゾンの熱帯雨林の面積はインドの2倍で、現(xiàn)存する世界最大の熱帯雨林だ。地球上の生物種の10%以上が生息し、地球上の酸素の20%を生み出し、地球の気候を調節(jié)して重要な役割を果たしている。そのアマゾン熱帯雨林で今週、森林火災が発生し、人々は熱帯雨林がなくなれば、気候溫暖化の勢いは後戻りできないほどになっていくと意識することとなった。
アマゾン熱帯雨林は世界の気候の調節(jié)に一役買っている。わかりやすく言えば、アマゾンは巨大な水利プロジェクトだ。
植物體を経て、大気中に放出され(蒸散)、地表水が集まってアマゾン川の流れになり、最終的に海へと流れ込む。アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、世界の気候は海流の影響を大きく受けている。海流は気候の調節(jié)を助け、赤道地域の暖かい海水と雨を南極?北極地域に運び、両極地域の冷たい海水を赤道地域に運ぶ。こうした海流による調節(jié)が行われなければ、各地域の気溫はより極端なものになる。
こうしたこととアマゾンの熱帯雨林にどのような関係があるのだろうか。アマゾン熱帯雨林は面積が巨大で、植生は蒸散作用を通じて大量の水分を放出する。植生の一部が破壊されれば、蒸散作用が弱まり、地球の気候を調節(jié)する力が弱まることになる。
WWFによると、アマゾン熱帯雨林が破壊されると世界の多くの地域で極端な気溫が頻繁に出現(xiàn)するようになると同時に、深刻な干ばつが生じたり、四季の移り変わりがなくなったりする可能性があるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年8月24日