第13期全國人民代表大會(全人代)第3回會議は28日、「香港特別行政區(qū)の國家安全を守る法律制度と執(zhí)行メカニズムの樹立と健全化に関する全人代の決定」を?qū)徸h?採択した。これは香港地區(qū)の國家安全法制の抜け穴をふさぐのに必要な措置であり、「一國二制度」の長期的安定性を確保する根本策であり、國家の安全を維持する中央政府の強固な意志と斷固たる決意を十分に體現(xiàn)し、香港地區(qū)の全體的利益と香港同胞の根本的幸福を中央政府が斷固として守り、最大の関心を寄せていることを十分に體現(xiàn)しており、非常に重大かつ計り知れない意義を持つ。(文:人民日報論説員)
國家の安全は國家の生存と発展の基本的前提であり、國家の核心的利益に関わる。香港地區(qū)の祖國復帰以來、國家は「一國二制度」「香港人による香港統(tǒng)治」「高度の自治」という方針を揺るぎなく貫徹し、「一國二制度」の実踐は香港地區(qū)で世を挙げて成功と認められている。同時に、「一國二制度」の実踐過程では新たな狀況、新たな問題にも遭遇し、新たなリスクと試練にも直面している?,F(xiàn)在の突出した問題が、香港特別行政區(qū)における國家安全上のリスクが日増しに顕在化していることだ。特に昨年6月の「條例改正騒動」以來、「香港獨立」組織と本土の過激な分離勢力が日増しに猖獗し、暴力テロ活動が激化し続け、外部勢力が香港地區(qū)の事に深く干渉し、「一國二制度」原則の譲れぬ一線に深刻に挑戦し、法治を深刻に損ない、國家の主権?安全?発展上の利益を深刻に脅かしてきた。力強い措置を講じて法に基づきこれを防ぎ、制止し、懲罰しなければならない。
中央政府は國家の安全の維持に対して最大の責任、最終的責任を負う。國家安全立法は中央政府の権限に屬す。香港基本法第23條は、香港特別行政區(qū)が國家の安全を脅かす7種類の行為を禁止する法律を自ら制定することを定めている。これは「一國二制度」の下での特殊な取り決めであり、中央政府が引き続き國家の安全を維持する法制度と執(zhí)行メカニズムを構築し、関係する立法と法執(zhí)行システムを整備することに影響を與えない。香港地區(qū)で國家の安全が現(xiàn)実的に脅かされ、深刻に損なわれ、特別行政區(qū)政府が自ら法制定を完了できない狀況の下、全人代が最高國家権力機関として、憲法の付與する権力に基づき関係する決定を行うとともに、全人代常務委員會に國家の分裂、國家政権の転覆、テロ活動の組織?実施など國家の安全を深刻に脅かす行為と活動及び外國と中國大陸部外の勢力による香港特別行政區(qū)の事に干渉する活動について法制定を行う権限を授けるのは、當然のことであり、必須のことである。
全人代の「決定」が念頭に置いているのは國家の安全を脅かす犯罪の嫌疑がかかっている極少數(shù)の者であり、香港市民が法にのっとり享有する諸権利、及びデモ?集會の自由、言論の自由、報道の自由を含む自由に影響を與えることはないだけでなく、無數(shù)の香港市民の合法的な権利と自由が安全な環(huán)境の下でより良く保障されるようにするだろう。香港地區(qū)の國家安全に大きな抜け穴があり、全社會が痛ましい代償を支払いうることは事実が物語っている。國家の安全の基盤が堅固で、社會の大局が安定していて初めて、基本的な権利と自由をより良く保障でき、経済?民生など深いレベルの問題を解決でき、「一國二制度」の制度的優(yōu)位性を十分に発揮でき、香港地區(qū)のためにさらに大きな発展の空間を勝ち取ることができる。
國家が泰平で國民の暮らしも平穏であることが人民大衆(zhòng)の最も基本的かつ普遍的な願いであり、國家の安全の維持には最も深く、最も広範な民意の基盤がある。繁栄し安定した香港地區(qū)は各者の期待と合致する。國家の安全がしっかりと保障された情況の下、香港地區(qū)は必ずより良く発展していき、経済的繁栄?発展、市民の幸福な生活という新たな章を綴っていき、引き続き中華民族の偉大な復興のために獨特かつ重要な貢獻をするものと、我々は信じる。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月29日