國家の安全を守ることは、いかなる主権國家にとっても當たり前の道理だ。しかし、中國が國家レベルから香港特別行政區(qū)が國家安全を守るための法制度?執(zhí)行メカニズムの確立?十全化に著手すると、米國など西側(cè)諸國の一部政治屋は少しも気が休まらないようだ。彼らはむやみに評論を加え、非難し、さらには脅しとプレッシャーをかけ、中國の內(nèi)政に干渉し、香港地區(qū)の繁栄と安定を損なっている。彼らが「反中亂港」勢力に助勢することは、実質(zhì)的にはあからさまにダブルスタンダードで國際正義へ挑戦をつきつけていることにほかならない。(人民日報「鐘聲」國際論評)
國家安全立法は中央政府の権限に屬する。世界のいかなる國家も、単一國家であれ連邦國家であれ、國家安全立法は國家の立法権力に屬している。中央政府は國家の安全を守ることに対して最大かつ最終的な責任を負っており、一切の必要な権力を有し、かつ行使することは、基本的な國家主権理論と原則であり、世界各國の通例でもある。中國が憲法と香港基本法の國家安全を守ることに関する規(guī)定、中國共産黨第19期四中全會の政策決定配置を徹底して実行し、特別行政區(qū)が國家安全を守るための法制度?執(zhí)行メカニズムを確立?十全化し、特別行政區(qū)の法執(zhí)行力強化を支援することは、國家の主権、安全、発展利益と香港地區(qū)の繁栄?安定維持にとって必要な措置だ。
自國の領(lǐng)土で、國家分裂を図るなど國家安全を脅かすような活動を許す國はない。米國や英國、オーストラリア、カナダなど西側(cè)諸國には非常に整った國家安全法があり、分離主義やテロリズム、國家反逆罪、スパイ罪、國家分裂や政府転覆、暴亂への參加などの罪に対し、これらの罪を犯した者は數(shù)十年の拘禁刑に処せられ、終身刑か死刑が科される可能性が高いと明確に定めている。米國が制定している國家安全法にはさらに多くの規(guī)定がある。米國では、武力を使用して米國政府を転覆させるよう意図的に流言したり、人を説得したりするような行為は政府転覆罪となり、最高20年の拘禁刑が科される。また國家反逆者あるいは米國の敵を幇助した者に対しては、5年以上の拘禁刑が科され、最高で死刑に処することができる。自國內(nèi)のテロリストに対しては、域外の過激主義者が米國に入るルートを最大限遮斷するために、警察は電話やメール、醫(yī)療や財務(wù)、その他の記録を捜査する権利がある。このように、米國の一部政治屋は自國では鉄壁の國家安全網(wǎng)を築くために力を盡くし、さらには國家安全を口実に外國投資に制限を設(shè)け、公然と「國家管轄権の域外適用」をしておきながら、一方では中國の國家安全網(wǎng)に対してはその壁を崩そうとし、中國の國家安全保護を妨害し、損なおうとしている。これは典型的なダブルスタンダードであり、強盜の論理だといえるだろう。
長期にわたる社會の安定がなければ、発展や繁栄もない。國家レベルから香港特別行政區(qū)が國家安全を守るための法制度?執(zhí)行メカニズムを確立?十全化することは、中國の國家主権と安全、発展利益を守る決意が確固たるものであり、いかなる外部勢力が香港地區(qū)の事に干渉することにも反対するという決意が確固たるものであることをはっきりと示している。世界においても、香港社會の長期的安定と「一國二制度」の安定的かつ長期的な実施を真に望む人であれば、この點を理解し、支持するはずだ。しかし、米國など西側(cè)諸國の一部の政治屋は香港地區(qū)の長期的安定が十分に保障されることを望んでおらず、彼らが腹の內(nèi)では香港人民に対して責任を負うつもりなど全くないことが完全に露呈した。ダブルスタンダードが正義と相容れないことには、疑いの余地がない。香港地區(qū)の事に介入して中國の內(nèi)政に干渉しようとするいかなる企ても、失敗が決定づけられている妄想にすぎない。(編集AK)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月27日