臺風3號(シンラコウ)が海南省に影響を及ぼした2日午後、中國が獨自開発した高空大型気象観測無人機がボアオ空港から離陸した。4時間をかけ臺風3號周辺の雲(yún)の総合気象観測任務を順調(diào)に完了した。これは中國の同分野における重大な進展を意味し、臺風観測及び予報?警報に対して重大な意義を持つ。人民日報が伝えた。
同大型気象観測無人機が投下した30のラジオゾンデはミリ波レーダーと共に、臺風3號周辺の雲(yún)の「CT型3Dスキャン」を行った。気溫、濕度、気圧、大気水象などの海洋の上空と海面の観測データが、地上指揮システムにリアルタイムで伝送された。
中國気象局臺風?海洋気象予報センターの銭伝海センター長は、「中國の臺風予報水準は近年著実に向上しているが、海上観測資料の不足が臺風生成メカニズムの研究?予報技術(shù)の向上の妨げになっている。今回の海洋総合観測試験データは、気象予報士が臺風3號の中心地を確定するため重要な參考データを提供し、中國が臺風の進路や強度の予報の精度をさらに高め、気象防災?減災の1本目の防衛(wèi)ラインを堅固に築く上で重要な意義を持つ」と説明した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年8月4日