7月に入ってから、中醫(yī)薬の老舗の北京同仁堂では、一部の中醫(yī)薬サプリメントの価格が前年同期比8-10%値上がりした。その原因は何か。
同仁堂直営店の店員の話によると、「7月1日から、店にある多くの中醫(yī)薬製品は販売価格を引き上げた。サンシチニンジン(三七人參)はいろいろな規(guī)格があるが、軒並み10%前後値上げした。サンシチニンジンの贈答用パッケージはこれまでの1箱1980元(1元は約15.0円)から2180元になり、値上げ幅は10%を超えた。セッコク(石斛)も同じように値上げした」という。
同仁堂のある店舗ではセッコクが3080元で販売されているが、以前は2800元だった。別の店舗を訪れると、このほか西洋人參、ナマコ、ツバメの巣なども値上げされていた。西洋人參は1箱1380元から1499元になり、ツバメの巣は1箱3680元から3980元になり、値上げ幅は8%だった。
北京同仁堂の責任者は、「今は中醫(yī)薬製品を購入する人が確かに多い。みんな免疫力をアップする必要に迫られているからで、うちで扱っている製品の売れ行きは好調だ」と話した。
オフラインの薬局だけでなく、オンラインプラットフォームでも栄養(yǎng)補給食品の売り上げが伸びている。某ECプラットフォームの関係責任者は、「ショッピングイベント『618』の期間中に、ツバメの巣やクコなどの栄養(yǎng)補給食品の取引額が前年同期に比べて200%以上増加した」と話した。
データをみると、今年上半期に新たに設立されたサプリメント関連企業(yè)の數(shù)は34萬8千社に上り、同25.67%増加した。資本市場では7月24日現(xiàn)在、栄養(yǎng)補助食品?健康補助食品を主業(yè)務とする中醫(yī)薬関連銘柄のリーディングカンパニーの片仔■(やまいだれに黃)の株価が今年初めの109元から188元に上昇し、上昇率は73%に達した。サプリメント関連銘柄のリーディングカンパニー數(shù)社の株価平均上昇率も30%を超えた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年7月30日