「ナン」は、新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)に住むウイグル人が好んで食べる小麥粉食品の一つだ。新疆ウイグル自治區(qū)阿克蘇(アクス)地區(qū)柯坪(カルピン)県玉爾其郷託瑪艾日克村にある艾力努爾ナン文化産業(yè)園では、住民が高い気溫をものともせず、園內(nèi)で忙しく立ち働いており、あちこちからナンの良い香りが漂ってくる。かつて深刻な貧困村であった同村は、今から2年前に、分散していたナン製造農(nóng)家を統(tǒng)合し、ナン合作社(協(xié)同組合)を設(shè)立して、標(biāo)準(zhǔn)化生産ラインを?qū)毪贰⒇毨мr(nóng)民86人を含む132人の雇用を直接けん引した。熟練した技術(shù)をもつナン製造者の月収は5千元(約7萬5千円)を上回るまでとなった。ミルクナン、ハマナシナン、落花生ナンなど27種類のナンは、物流ルートを通じて、北京?上海?烏魯木斉(ウルムチ)などの大都市で販売されるようになった。現(xiàn)在、このようなナン産業(yè)園や農(nóng)民協(xié)同組合は、新疆の大地の至る所で「満開」となり、ナン産業(yè)は、新疆ウイグル自治區(qū)における貧困脫卻の難関攻略における主力産業(yè)の一つとなっている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年7月28日