重慶市巫山県沿巫峽口の南側(cè)にある省道301號(hào)線をぐるぐると登っていき、8~9キロメートルほど車を走らせると、真新しい白い小さな建物が見えてくる。これが有名な「艶姐の農(nóng)家楽(農(nóng)家風(fēng)民宿)」だ。艶姐の本名は◆克艶さん(◆は龍の下に共)、彼女には「味付け卵西施(西施は中國(guó)古代四大美女の一人)」という別名もある。彼女は、自分の力で豊かな暮らしを目指し、「小康の道(ややゆとりがある暮らし)」を突き進(jìn)んだだけでなく、同郷の人々の貧困脫卻もけん引している。新華網(wǎng)が報(bào)じた。
◆克艶さんは2008年、深センでの出稼ぎ生活に別れを告げ、郷里に戻った。結(jié)婚後、彼女と夫は、省道沿いにある自宅前に1軒の軽食を売る店を開き、道を通るドライバーや乗客に味付け卵を販売し始め、その商売はどんどん軌道に乗っていった。夫妻はその後、同じく味付けした豚足や豆腐、牛肉、豆腐干(固めに圧縮した豆腐)、コンニャク、アヒルの首肉といったメニューを開発して販売するようになった。
さらに店の規(guī)模を拡大した後、夫妻はその店をベースに、民宿経営などの業(yè)務(wù)を新たに手掛け、村で出稼ぎにいった留守宅を守る女性や貧困世帯の雇用を促した?,F(xiàn)在、店で働く従業(yè)員8人は全員近くに暮らす村民たちで、月給2500元(約3萬(wàn)8千円)と賄い付きという待遇を與えられた彼らの生活は、大幅に改善されている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年7月8日