中國(guó)の南方地域では連日豪雨が続き、人々の生命や財(cái)産の安全が脅威にさらされている。しかし自然災(zāi)害の際には、常に身を挺して災(zāi)害救助にあたる人々の姿があり、感動(dòng)的なシーンが繰り広げられている。
6月30日早朝5時(shí)ごろ、雲(yún)南省昭通市では豪雨で河川の水位が急激に上がり、彝良県洛旺派出所の警察官が通りに出て大聲で呼びかけ、村民に起きて危険を避けるよう注意を促した。
「みなさん起きてください!もう寢ていてはいけません。川の水や土石流に注意してください」。事態(tài)が急だったため、拡聲器は用意できなかった。警察官の許世雄さんは約50分にわたって大聲で呼びかけを続け、最後には聲がすっかりかすれてしまったという。
ネットを通じて許さんが注意を促す聲を聞いたネットユーザーらは胸を痛めるとともに敬服し、「守ってくれてありがとう」や、「この警官に感謝し、ねぎらいたい」、「みなさんが無(wú)事でありますように」といったコメントを次々と寄せた。
また貴州省でも、同じように心溫まる一幕があった。
6月29日夜、貴州省銅仁市の広い地域が豪雨に見(jiàn)舞われ、江口県では降り続く大雨の影響で深刻な水害に見(jiàn)舞われ、多くの人が建物の中などに取り殘された。ある妊婦は出産が近づいていたが、道路が寸斷されたため、救急車が通行することができずにいた。この緊急事態(tài)に、武裝警察貴州省総隊(duì)銅仁支隊(duì)の將兵らが、深夜に水の中を2キロ歩いてこの妊婦を病院まで緊急搬送した。
私たちを守ってくれるすべての人をたたえ、そして彼らが人々を守ると同時(shí)に自身の安全にも十分気をつけるよう願(yuàn)わずにはいられない。(編集AK)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年7月3日