本格的な夏が一歩ずつ近づき、都市の夜にはビール、串焼き、ザリガニが欠かせない。深夜までドラマを見(jiàn)続けたりゲームで遊んだりする夜更かし族にとって、夜食がなければ、どんなに多彩なナイトライフも魂が抜けたようになってしまう。殘業(yè)するサラリーマンにとっては、オフィスで慌ただしく取る夜食が、夜遅くまで仕事を続けるための活力源だ。北京、上海、広州、深セン、成都、南京、杭州、武漢、西安、長(zhǎng)沙、重慶の11都市で行われたサンプル調(diào)査によると、夜食には都市ごとにそれぞれの特徴があるという。
オフィスビルで夜遅くまで働く殘業(yè)組は何を食べている?
4月下旬から5月下旬までの1ヶ月間のデリバリーデータについて、11都市のオフィスビルでの夜食デリバリーメニュー単品料理上位5品を比べてみた。
全體としてわかるのは、都市発展による同質(zhì)化と各地の飲食文化との融合によって、都市の夜食がますます似てきたということだ。
獨(dú)自路線をいく長(zhǎng)沙を除き、一線都市?二線都市10ヶ所のサラリーマンは串焼きを非常に好む。特に上海、南京、成都では単品料理上位5品はいずれも串焼きメニューだった。
各地で好まれている串焼きだが、人気のメニューには違いがある。北京の人には羊肉の串焼と「麺筋(麩)」をらせん狀に切って串焼きにしたものが人気があり、広州、武漢、重慶の人はニラ焼きを最も好み、成都の人は焼きジャガイモを最も好んでいた。近いエリアにある上海、南京、杭州ではエノキが斷トツの人気で、甘みのあるエノキメニューが3都市の単品料理トップを占めた。
人々の愛(ài)を一身に集める串焼きのほかにも、都市ごとにそれぞれ獨(dú)自の料理が好まれていた。北京では望京小腰(腎臓焼き)が好まれ、武漢ではスパイシーチキンバーガーの人気が高く、西安では小麥粉料理が人気で小麥粉の「油饃(揚(yáng)げパン)」を焼いたものと細(xì)い麺をの焼きそば「炒細(xì)麺」単品料理上位5位に入った。
最も獨(dú)特なのは長(zhǎng)沙っ子だ。この屋臺(tái)?露店グルメで有名な都市のオフィスビルで最も人気があるメニューは、仙草ゼリーと焼き玉子ビーフンだ。また幽蘭拿鉄(ピーカンナッツとホイップクリームをトッピングしたミルクティ飲料)と玉子チャーハンも単品料理人気メニュー上位5位に入った。
長(zhǎng)沙の満哥笛子さんは、「仙草ゼリーが郷土の夜食メニュー1位になるのは少しも意外ではない。長(zhǎng)沙の人々は本當(dāng)にミルクティが好きだ。またみんなが最も食べたいのは串焼きでなく、串揚(yáng)げとザリガニのピリ辛煮込みだ」と話した。
実際のところ、揚(yáng)げキャベツを代表とする揚(yáng)げ物も、長(zhǎng)沙のオフィスビル夜食デリバリーの人気メニューとして定著している。
都市ごとに夜食には違いがある。しかし深夜に夜食を食べ、夜遅くまで働く人々が流す汗と涙が都市の発展のエネルギーとなり、それぞれの都市の飛躍と発展を支えている點(diǎn)は共通している。
そんな彼らは、いつもより串焼きを少し多めに注文してみたり、「麻辣燙」(ピリ辛風(fēng)味の串おでん風(fēng)煮込み料理)で玉子を1個(gè)足してみたりして、夜遅くまで働いた自分をねぎらっているのだ。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年7月6日