「うちの店は新型コロナウイルス感染癥からほぼ回復(fù)したところだったが、北京市で新型コロナのぶり返しが起こり、売上高がいきなり80%も減少した。今回のぶり返しは、本當(dāng)に泣き面に蜂だ」。中國新聞網(wǎng)アプリが伝えた。
北京市豊臺區(qū)の回転壽司チェーンには、普段のような賑わいが見られず、入り口付近にあるサーモンの看板が外され、通知の日付は4日前から書き換えられていなかった。わずか數(shù)日間で、行列のできる店が営業(yè)停止に追い込まれた。
6月13日、北京市豊臺區(qū)のスーパーではサーモンが棚から姿を消した。(撮影?張宇)
1週間前、北京新発地卸売市場の責(zé)任者は、「関連當(dāng)局が抜き取り検査をしたところ、輸入サーモンをカットしたまな板から新型コロナウイルスが検出された」と発表。この情報が伝わるとサーモンは瞬く間に「非難の的」になり、サーモンの刺身など生の食材を使ったメニューが中心の日本料理店が打撃を受けた。それから1週間が経った今、日本料理店はどのような狀況だろうか。
日本料理店はまだ営業(yè)している?
北京で感染癥が起きると、市內(nèi)主要スーパーの超市発や物美、カルフールなどは夜通し作業(yè)をしてサーモン商品をすべて棚から撤去した。同時に、北京は市內(nèi)全域で大規(guī)模な食品安全検査を行い、外食産業(yè)やスーパーなどが新発地市場で仕入れた食肉、シーフードを全面的に検査し、現(xiàn)場で封をして保管した。6月13日には、北京京深海鮮市場も一時的に営業(yè)停止になった。
日本料理店はサーモンなしで通常通りの営業(yè)ができるのか。豊臺區(qū)の日本料理店15店をランダムに選んで電話で問い合わせると、通常通り営業(yè)している店は4店しかなく、一時営業(yè)停止中が6店で、殘り5店は電話が通じなかった。
営業(yè)中の4店のオーナーはそろって、「しばらくサーモンの刺身は提供しない。いつメニューに復(fù)活させるかは未定」と言い、「マグロの刺身は提供している」が1店だった。営業(yè)中の4店は主に火の通った料理を提供している。火の通った料理だけのコースを提供するところもあるが、そこまで徹底できていない店もある。
豊臺區(qū)馬家堡街道の回転壽司店は営業(yè)を停止中。(撮影?袁秀月)
料理の提供スタイルでは、「今は持ち帰りとデリバリーだけで、店での飲食はない」、「店の飲食では1つのテーブルに1人だけ」と答えたところが、それぞれ1店ずつあった。また多くの店が、「従業(yè)員は全員PCR検査を受けた。サーモンなどの食材はすべて保管している」と答えた。
その後、北京市の他の區(qū)でも日本料理店10店をランダムに選んで問い合わせたところ、全ての店が通常通り営業(yè)しており、生の食品の提供をやめたほかは、普段と変わりないと答えた。1店だけ「デリバリーのみ、店での飲食はなし」があった。しかしデリバリープラットフォームで日本料理を検索すると、多くの店舗が「休業(yè)中」と表示された。
営業(yè)停止中の日本料理店でも、その期間はまちまちで、未定もあれば3日間も10日間もあり、來週から営業(yè)再開というところもある。営業(yè)停止の主な原因は仕入れの問題だ。ある店のオーナーは、「仕入れルートがなくなった。新鮮なものがなければ提供できない。2-3日して狀況がよくなったらまた考える」と答えた。
火の通ったメニューだけを提供する日本料理店。
日本料理店への影響は大きいか?