かつては日本人もサーモンの刺身を食べなかったし、サーモンの壽司も食べなかった。食べると胃やお腹が痛くなったからだ。新華社が伝えた。
これは主に野生のサーモンがオキアミをエサにしているためだ。オキアミには「アニサキス」という寄生蟲の幼蟲が寄生していることがあり、そのオキアミをサーモンが食べると今度はサーモンに寄生し、さらにそのサーモンを人が食べると、人の體に入って胃壁や腸壁に食い込んで暴れ、胃やお腹の痛み、下痢などを引き起こす。
ではなぜ日本人の習(xí)慣がその後変化したのか。実はサーモン普及の背景にはノルウェーのあるビジネスマンの功績がある。
ノルウェーでは養(yǎng)殖サーモンはオキアミではなく人工飼料をエサにする。人工飼料には寄生蟲はいない上、身がきれいなピンク色になる。こうして食べてもお腹が痛くならない「ノルウェーサーモン」は「生で食べるサーモン」になり、世界各地で流行し始めた。
1974年、ノルウェーの漁業(yè)団體が日本を訪れ、第二次世界大戦後の日本が爆発的な人口増加と急速な都市化を迎えたこと、シーフードの消費ニーズがますます大きくなりそうなことを知った。だが、北海道の漁場を擁する日本は海外から魚を輸入することがほとんどなく、自國內(nèi)の漁業(yè)生産量でなんとか國內(nèi)のニーズをまかなっていた。そのため、日本でのサーモン消費をどのように促すかがノルウェーの関係者の前に橫たわる難問になった。
ノルウェーの水産ビジネスマンのビュイック?オルセンさんは86年に日本で養(yǎng)殖サーモンを売り出した。最初のころは、日本人の中でサーモンは「捨てる魚」で、食べればお腹が痛くなるイメージがあったため、日本の水産市場は初めは少しも関心を示さなかった。
しかしオルセンさんはくじけなかった。日本に登場したばかりの回転壽司に目をつけ、直接売り込みをかけた?;剀瀴鬯兢习瞾谴笮\(zhòng)的な飲食店で、壽司ネタを増やして客を呼び込む必要がある。こうしてノルウェーの養(yǎng)殖サーモンが回転壽司のレーンを回るようになった。
日本では壽司で最も人気があるネタはマグロだ。腹身のトロは脂が多く、口に入れるととろけるような繊細な脂のうまみを味わえる。ただ値段が高いので、庶民にはなかなか手が出ない。
サーモンは全身に脂がのっていて、食感はマグロのトロに負けていないことから、あっという間に日本で人気のネタになった。
ノルウェーの対日サーモン輸出量は、80年の2トンから95年は6千トンに激増し、ノルウェーサーモンは今や日本の大衆(zhòng)的飲食店の定番となっている。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年6月19日