紅焼肥腸(寫真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)。
食べ物の好き嫌いは、初めて食べた時(shí)においしかったかどうかで決まることが多い。最初にだめだと思ったら、それ以降その印象を覆すのは難しい。多くの食べ物はこうした適切とはいえない第一印象で嫌いな食べ物にカテゴライズされてしまい、そこから抜け出すことが難しくなってしまう。
中國(guó)にはそんな好き嫌いがはっきり分かれる食べ物がある。それは肥腸(豚の腸)だ。
どんな調(diào)理法で食べるにしろ、ぷりぷりとした弾力のある食感、脂身と香料の旨みがぎっしり詰まった肉汁、さらに心理的な味わいにしろ、その獨(dú)特な風(fēng)味にしろ、それらが加わることで、豚の腸には他のどんな食べ物にも代えがたい特別な旨みがある。
食感で分けるなら、豚の腸は大腸と小腸、直腸(一般的に後ろから30センチ位のところでカットしたもの)の3種類に分けることができ、それぞれ脂肪の含有量が異なる。小腸が一番あっさりしていて、大腸は中くらい、直腸が一番脂肪分が多い。