連日降り続く大雨の影響を受け、安徽省滁州市全椒県の複數(shù)の農(nóng)村で洪水?浸水被害が発生し、村民たちは身動きが取れなくなってしまった。そんな時、常に災(zāi)害を前に勇敢に立ち向かい、前に突き進(jìn)む人々がいる。災(zāi)害救助の最前線では、數(shù)々の人を感動させる瞬間がある。
誰かまだいますか?
消防隊(duì)です!
救命ボートを操縦しながら、全椒県古河鎮(zhèn)の住宅1軒ごとに聲をかけ、身動きが取れなくなっている住民を探す消防の救助隊(duì)員たち。
泣かない、泣かない。
おじさんが助けに來たからね。もう怖くないよ。
激しく泣き叫ぶ赤ん坊を前にどうすればいいのか戸惑った表情の若い消防隊(duì)員。驚き泣き叫ぶ赤ん坊をなんとか小聲であやしながら水の中を進(jìn)み、母親の元へと送り屆けた。
大丈夫!
濡れないように布団をかけますからね。
救助隊(duì)員は、被災(zāi)者を避難させる途中で、手術(shù)をしたばかりで身動きの取れない女性を発見。指揮官は、擔(dān)架を攜帯し、醫(yī)療関係者を同道して救助に向かった。醫(yī)療関係者が「避難可能」であると確認(rèn)した後、指揮官はただちにその女性をゴムボートまで移送。當(dāng)時まだ雨が降っていたため、女性が濡れてしまわないよう、救助隊(duì)員は布団とレインコートで女性を雨から守った。
素早くかきこめ!
救助を待っている人がまだいるぞ!
7月21日午後3時、8時間におよぶ救助活動ののち、一部の指揮官はようやく晝食にありついた。彼らはとっくに腹が鳴るほどお腹を空かせていたが、村にはまだ閉じ込められ、救助を待つ人々がいることを思い、泥まみれのまま素早く晝食をかきこむと、再び緊迫した救助活動へと戻っていった。
サバイバルシートを巻きつけて、しょうが湯を飲んで!
7月20日午後、救助隊(duì)員が洪水の中から一人の住民を助け出した。救助された男性は、10時間以上も水に浸かっていたため、顔は寒さのあまり青ざめていた。引き上げられたのち、後方支援スタッフはすぐさま濡れていない服を渡し、サバイバルシートを巻き付けた上で、體を溫めるため、熱々のしょうが湯を男性に飲ませた。
命がけで他者の命を支える救助隊(duì)員。
救助隊(duì)員は、村民と協(xié)力して、胸まで水に浸かったまま、両手で女性を支えて安全な場所まで緊急避難させた。実はこの日、午前7時からすでに7時間近くにわたり、彼らは水に浸かったまま救助活動を続けていた。彼らは體力を著しく消耗していたが、救助を待つ人々と上昇し続ける水位を前に、毅然として前に突き進(jìn)んでいった。
ホッとして眠りにつく子ども。
消防隊(duì)員にしっかりと抱きかかえられた小さな男の子は、安心したのか隊(duì)員の腕の中で眠りに落ちた。
揺らさないようにそっと。
救助隊(duì)員たちは自宅で救助を待っていた88歳の高齢者を車いすごと抱えて救助。車いすが揺れないように、慎重に救助が進(jìn)められた。
大丈夫。
私がしっかり支えていますから。
被災(zāi)した高齢者を支えてゴムボートに乗せる消防隊(duì)員。
「人民網(wǎng)日本語版」2020年7月29日