「線紋心蝦」(Cordaticaris striatus)の復(fù)元図(Joschua Knüppe作)。畫(huà)像提供は同研究所
中國(guó)科學(xué)院南京地質(zhì)古生物研究所が1日に明らかにしたところによると、同研究所の研究者が最近、山東省臨沂市で約5億年前の原始節(jié)足動(dòng)物「線紋心蝦(Cordaticaris striatus)」を発見(jiàn)した。これはカンブリア紀(jì)に繁栄した代表的生物「アノマロカリス」の一種で、ハート形の頭部を持ち、古代の海で捕食していた。新華社が伝えた。
アノマロカリスはカンブリア紀(jì)の海における最も獰猛な捕食者だった。體が大きく、変わった形をしており、速やかに獲物を捉える前足と長(zhǎng)い尻尾がある。當(dāng)時(shí)、他の生物の多くが數(shù)ミリから數(shù)センチほどのサイズだったが、アノマロカリスは最も大きな個(gè)體で2メートル以上に成長(zhǎng)する。さらに硬い殻に覆われており、ほとんど海の王者と言っていい存在だった。名稱や見(jiàn)た目はエビに似ているが、アノマロカリスは現(xiàn)代のエビの仲間ではなく、すでに絶滅した原始節(jié)足動(dòng)物だ。
研究チームが今回山東省で発見(jiàn)した「線紋心蝦」はアノマロカリスの小型版だ。體長(zhǎng)は約30センチで、體の前部が大きなハート形の殻で覆われており、殻の長(zhǎng)さは體長(zhǎng)の半分に達(dá)するほどだ。殻の後部のくぼみから一対の大きな目が飛び出ている。殻の下には4本の牙、多くの歯からなる円形の口がある??冥吻胺饯摔弦粚潳翁厥猡视|手がある。この觸手にはブレードのような形をした部分があり、長(zhǎng)いトゲにびっしりと覆われている。この複雑な構(gòu)造は、沈積物もしくは海水をかき分け獲物を見(jiàn)つけるために用いられた可能性がある。
同研究を擔(dān)當(dāng)した同研究所の趙方臣氏は「その他の1メートル以上のアノマロカリスと比べると、線紋心蝦は小さくかわいらしい。小さな足、小さな口、さらにはハート型の頭がある。アノマロカリスはカンブリア爆発期に繁栄した最も代表的な生物の一つだ。今回の山東省における発見(jiàn)は、中國(guó)にまだ生命の起源に関する秘密を模索できる、多くのカンブリア紀(jì)の化石が殘されている可能性を示している」と述べた。
関連成果はこのほど、國(guó)際的な地質(zhì)學(xué)誌「古地理學(xué)、古気候?qū)W、古生態(tài)學(xué)」に掲載された。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年9月3日