広東省韶関市乳源瑤(ヤオ)族自治県の乳源大峽谷省級(jí)自然保護(hù)區(qū)に設(shè)置された野外赤外線カメラがこのほど、中國國家2級(jí)重點(diǎn)保護(hù)動(dòng)物に指定されている「チュウゴクカモシカ」の鮮明な映像を捉えた。中央テレビニュースが報(bào)じた。
映像を見ると、羊のような外見の動(dòng)物が左側(cè)から畫面に入ってくる。赤外線カメラが検知し、ライトが自動(dòng)で燈って動(dòng)物の體を照らし出すと、その動(dòng)物は驚いて前足を踏ん張って止まり、警戒するようなしぐさをした後、體の向きを変えて逃げていった。映像には、そのふさふさした毛やとがった耳、角がはっきりと映っている。
チュウゴクカモシカは、「角はシカ、頭はヒツジ、ひづめはウシ、尾はロバに似ているが、そのどれでもない」ことから、トナカイ、ヘラジカ、シフゾウと共に「四不像」とも呼ばれる。體長は1.4-1.5メートル、體重は50-100キロ。主な活動(dòng)範(fàn)囲は標(biāo)高1000‐4400メートルの針広混交林や針葉樹林、巖石の多い雑木林だ。
チュウゴクカモシカが生息する地域の森林が伐採されるにつれ、生息地が破壊され、野生個(gè)體數(shù)が激減した。そのため「ワシントン條約」(CITES)の附屬書Iに入っており、國際自然保護(hù)連合(IUCN)が作成した絶滅のおそれのある野生生物の「レッドリスト」と「中國生物種レッドリスト」に登録されている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年8月14日