中國の稅関総署が7日に発表したデータによると、今年7月の輸出額(米ドル換算)は前年同期比7.2%増加し、輸入は同1.4%減少した。輸出から輸入を差し引いた貿(mào)易収支は623億3千萬ドルの黒字だった。中新経緯が伝えた。
輸出が今年の最高を更新 中國だけ好調(diào)
中國の7月の輸出額が予想を上回る増加を達(dá)成したことには3つの理由がある。1つ目は中國國內(nèi)で新型コロナウイルス感染癥が効果的に予防?抑制され、生産が力強く回復(fù)したことから、中國の體制の非常に大きな優(yōu)位性と経済の非常に強い強靭性が顕在化したこと。2つ目は海外では感染癥の深刻な狀況が続き、防疫物資とテレワークに関連した輸出が引き続き急増したこと。3つ目は歐米経済が回復(fù)に向かい、外需が限界狀態(tài)から改善したことだ。
(1)中國國內(nèi)の生産が緩やかに回復(fù) 海外の需給不足を補完
中國の感染癥予防?抑制は世界のトップレベルで、企業(yè)活動と生産活動の再開、ビジネスと市場の再開の狀況が月を追うごとに好転し、他國に先駆けて経済が緩やかに回復(fù)した。第2四半期(4-6月)の國內(nèi)総生産(GDP)は同3.2%増加し、増加率は第1四半期(1-3月)に比べると10ポイントも大きく上昇した。7月の製造業(yè)購買擔(dān)當(dāng)者景気指數(shù)(PMI)は51.1%で、非製造業(yè)購買擔(dān)當(dāng)者景気指數(shù)(非製造業(yè)PMI)は54.2%で、5ヶ月連続で景気不景気のボーダーラインを上回った(図1を參照)。また中國は國際通貨基金(IMF)が6月に発表した報告書「世界経済見通し(WEO)」の中で、2020年にプラス成長を達(dá)成すると予想される唯一の主要エコノミーであり、通年の成長率は1.0%が見込まれる。
(2)海外の感染癥なお深刻 防疫物資とテレワーク関連製品の輸出が急増
現(xiàn)在、海外での感染癥は楽観できない狀況が続いている。米國、日本、オーストラリアはいずれも第2波に見舞われ、歐州はこの前予防?抑制が適切に行われていたが、最近になって旅行シーズンを迎えると、スペインでぶり返しが起こり、フランスとドイツも感染がやや拡大している。インド、中南米、アフリカなどでは新たな感染者の急増傾向が続き、さらに防疫や醫(yī)療の水準(zhǔn)が遅れていることから、情勢がさらに厳しくなっている。
海外での感染狀況の影響を受けて、中國の防疫物資の輸出が急増を続けている。7月には繊維?紡績糸?織物および完成品、プラスチック製品、醫(yī)療機器の輸出も大幅に増加した。テレワーク関連製品の輸出も増加が続き、攜帯電話と自動データ処理設(shè)備とその部品(主にノートパソコン)の輸出もそろって増加した。