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カレーは英語で「curry」と書き、ヒンディー語では「kuri」という。14世紀(jì)にはインドとパキスタンにすでに存在し、それから長年にわたり進(jìn)化を遂げ、今では世界にインドカレー、タイカレー、インドネシアカレー、日本カレーの4つの系統(tǒng)がある。色合いもブラウン、レッド、グリーン、イエロー、ホワイトなどさまざまだ。
日本のカレーは明治維新の時(shí)期に歐州から伝わったカレーが元祖で、最初は海軍の食事として取り入れられ、その後日本人が改良を重ね、獨(dú)自に発展させたことはよく知られている通りだ。日本のカレーは甘口なので、「日本式カレー」と呼ばれているが、間違いではない。日本はわずか150年しかないカレーの歴史の中で、日本式カレーの工業(yè)化製造ラインを急速に発展させ、今や世界2位のカレー消費(fèi)國になり、毎年93億食分が消費(fèi)されている。また日本で生産されたカレー粉やカレールーは世界の食品市場を席巻し、売り上げ世界一を達(dá)成しただけでなく、インドカレーよりも人気があるという。このような日本カレーの中でも特に目を引くのが北海道のスープカレーだ。
北海道のスープカレーは東南アジアのカレーが源流だ。あっさりとしてくどくない、さらさらしたスープ狀のカレーで、原材料に小麥粉などの粘り気が出る成分は使用せず、普通のカレーのようにとろりとしていない。味はコクがありながらあっさりしている。一番最初に札幌で人気が出て、その後観光業(yè)の発展にともなって、日本國內(nèi)でも人気のメニューになった。真っ白い雪が舞い降りる雪と氷の大地でひとしきり遊んだ後、疲れて喉が渇き、お腹も空き、凍えた體で宿に帰り、こたつに潛り込んで熱々のスープカレーを食べるのは、この上ない幸せなひとときだ。
スープカレーはビタミンが豊富で、レンコン、ピーマン、レッドパプリカ、ジャガイモ、サツマイモ、ナス、キャベツ、カボチャ、キノコ類、ブロッコリー、ニンジン、オクラ、ゴボウなどはどれも重要な脇役で、素?fù)Pげしてあることが多い。タンパク質(zhì)も豊富で、スープの風(fēng)味を出すために鶏肉、牛肉、ベーコン、半熟卵などを添える店が多い。ごはんは別の皿によそい、スープに浸して食べやすいようにしている。こだわりのある店では、鶏ガラなどを煮込んだスープを提供しているところもあり、とびっきりのおいしさだ。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年8月10日