抹茶とそばと聞くと、特に物珍しさは感じないかもしれないが、この2つの食材を組み合わせた料理となると珍しいと感じるだろう。日本ではこのところ抹茶そばがグルメたちの間で人気を集めているという。
東京のとあるそば屋では、抹茶とそば粉を1:30の割合で混ぜ、揉み込み、伸ばして、切るといった工程を経て抹茶そばを作っている。このそば屋の店主は取材に対して、「そばの中に抹茶の粉を入れているので、長時間お湯に浸すと、抹茶特有の苦味がでてしまう。そのため、茹でる際は沸騰した湯で生麺を50秒ほど茹でてからすぐに取り出し、氷水に入れて何度ももみ洗いし、ざるで水を切ってから盛り付け、ざるそばで提供している。1人前の価格は900円」と説明した。
ある顧客は、「暑い日に緑色の抹茶そばを食べると、すっきりとした清涼感を感じさせてくれる」と話す。
また日本ではそばを食べる際には天ぷらを一緒に食べる習(xí)慣があるため、このそば屋でも抹茶そばに合わせた抹茶天ぷらを売り出している。抹茶塩で天ぷらを食べることで、天ぷらの脂っこさをおさえることができると客の間でも人気が高い。
店主によると、この新メニューを打ち出してから、1日當(dāng)たりの來店者數(shù)が120-130人になり、客単価はおよそ1300円ほどだという。
日本では、これまでそばは安く、できあがるまでの待ち?xí)r間も短いため、サラリーマンたちが外食する際の主な選択肢だった。そのため日本全國には様々な種類のそば屋があり、一時期その數(shù)は3萬5千軒にまで達し、市場規(guī)模は1兆円を上回っていたが、ここ數(shù)年は日本人の食に対するこだわりが増し、多様化へのニーズが高まっており、ありきたりなメニューだけを取り扱うそば屋の業(yè)績は大幅に低下していた。春の訪れとともに、メニューにも季節(jié)感を盛り込み、他店との差別化を図り、業(yè)績を伸ばそうとする手法がそば屋を含む日本の飲食業(yè)界の発展における新たな傾向となっている。(編集YK)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年5月3日
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