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    エイジングケアには抗糖化が欠かせないというのは本當?

    人民網(wǎng)日本語版 2020年11月19日10:45

    近年、きれいな肌を手に入れるためには、肌と體の老化を防ぐ「抗糖化 」が欠かせないと考える人が増えている。美を追求する人々にとって、「糖」は、肌の「最大の敵」。糖分を摂ると、そばかすや吹き出物のほか、たるみやしみの原因にもなる。そのため、多くの人は糖分の摂取を控えるために、主食や果物も食べず、それが「抗糖化食事法」と呼ばれている。さらには抗糖薬や抗糖丸、抗糖口服液、抗糖洗顔フォーム、抗糖フェイスパックなど、抗糖化関連のバラエティに富んだ商品が登場している。なかには1000元(約1萬6千円)以上もするような高額な商品もあるものの、飛ぶように売れている。南方都市報が報じた。

    抗糖化について専門家は、①糖化反応の全てが肌に悪いわけではない②盲目的に糖分を控えると、肌がきれいになるどころか、體調(diào)を崩してしまう可能性がある③市場で出回っているほとんどの抗糖化商品は、専門的な検証を経ておらず、本當に抗糖化作用があるのかという點に科學(xué)的根拠がない――と指摘している。

    糖化反応にも良いものと悪いものの2種類あり

    肌の本當の敵は「AGEs」

    専門家によると、「糖化反応」には2種類ある。1種類は體に有益な酵素反応で、もう1種類は、その酵素の働きなしに過分な量の糖とタンパク質(zhì)が結(jié)びつき、「終末糖化産物=Advanced Glycation End Products(AGEs)」という物質(zhì)ができる現(xiàn)象だ。例えば、豚の角煮の表面が赤褐色に変色したり、高溫で焼いたパンの表面が茶色く変色したりするのは、AGEsができた典型的なケースだ。

    中醫(yī)科學(xué)院北京協(xié)和病院の臨床栄養(yǎng)科の陳偉主任醫(yī)師によると、「『糖化』と過度の『糖化』は同じことではない。糖分を少し摂取したからといって『糖化』するわけではない。主食を全く食べなくても、最終的にはAGEsができる場合もある」と説明する。

    糖分を全く摂らないのではなく、鍵となるのは糖分を控えめにすることだ。糖分の摂取量を制限すると同時に、AGEsをたくさん含む食品を控えることが大切だ。

    陳醫(yī)師によると、煮る、揚げる、蒸す、炒めるなど、どんな調(diào)理の仕方をしても、高溫になればAGEsができる。そのため、AGEsの生成を減らすには、食材の加工を減らすことが必要だ。適度にミルクティーやパンなどの摂取量を減らすことが実際的な効果を得ることにつながる。

    市場で出回っている抗糖丸や抗糖口服液などの抗糖関連の商品の効果について、専門家は、「理論上では効果がある。しかし、ほとんどの抗糖関連の商品は、系統(tǒng)的、かつ専門的な検証を経ていないため、抗糖化効果の科學(xué)的根拠はない」と指摘する。

    健康な肌を得る最も良い方法は良好な生活習(xí)慣

    専門家は、以下の4點のアドバイスをしている。

    バランスの取れた飲食を心掛け、1日に少なくとも13種類の食物を摂ること

    ミルクティーやケーキ、フルーツジュースなど、精製糖や転化糖、加工糖を含むものを避けること

    脂っこい食物、焼き肉や動物の內(nèi)臓、火鍋など、焼く、揚げるなど高溫で調(diào)理した食品をできるだけ避けること

    運動を増やし、休息をきちんと取り、良好なライフスタイルを保つこと

    中華醫(yī)學(xué)會醫(yī)學(xué)美容分會の劉■副主任委員(■は王へんに韋)は、「以上の4點に注意すると同時に、日焼けを防止し、正しい方法で肌のスキンケアをし、老廃物を洗い流すと良い。また、夜更かしは避け、休息すべき時間にきちんと休息すること」とアドバイスしている。(編集KN)

    「人民網(wǎng)日本語版」2020年11月19日

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