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    晩秋の北京 「ハロウインお茶會」でほっこり

    人民網(wǎng)日本語版 2020年11月04日15:47

    浴衣、茶席、和菓子……北京市のMUJI HOTEL BEIJINGで10月31日午後、茶人の胖蟬さんと和菓子職人の嘉絲さんによるユニークな「ハロウィンお茶會」が開かれた。本格的な茶道の講座とハロウィンをテーマにした可愛らしい和菓子が、寒さを増す北京の晩秋に溫かさを?qū)盲堡皮い俊H嗣窬W(wǎng)が伝えた。

    茶人の胖蟬さんと和菓子職人の嘉絲さんは、ともに茶道文化の普及に努めている。普段は上海エリアを中心に、季節(jié)や節(jié)気の変化に合わせて講座やお茶會を開いているという。胖蟬さんの茶道の流派は江戸千家。茶道を?qū)Wんで10年になり、茶道だけでなく茶器についても詳しい。この日の茶道講座でも、胖蟬さんは唐代の陶磁器崇拜から高麗茶碗に至るまで、茶道と舶來品との切っても切れない縁について紹介。そして、「ハロウィンは東洋にとっては舶來品と言える。茶や茶道も、日本にとって最初は舶來品だった。今日はみなさんに茶が日本でどのように根付き、日本の文化として定著していったのかをお話しします」と語った。

    茶道は「一期一會」を大切にし、人々に今を大事にするよう戒めている。そして胖蟬さんも、自身が愛する茶道用語「懈怠比丘不期明日(懈怠の比丘、明日を期せず)」を紹介。「この言葉の背景にはこんなエピソードがある。ある僧が茶會に招かれて茶人を訪ねたが、その茶人は急用で不在にしており、會えずじまいになってしまった。そこで僧は茶室の腰張りにこの言葉を書き殘した。これは、今日開かれなかった茶會は、日を改めてもう1度やろうとしてもそれはもう今日の茶會と同じではなくなる。だから今を大切にするようにしなければならない、という意味だ」と説明した。

    また和菓子職人の嘉絲さんは、この日のお茶會のためにハロウィンをテーマにした和菓子を6種類用意した。「餡にはリンゴやジンジャー、シナモンを練り込んでいる。どれもこの時期にピッタリな食材」と嘉絲さん。そして、「今日のイベントを通じて、參加した人どうしがつながり、細(xì)やかで溫かみのある暮らしを共に感じてほしい」と語った。(編集AK)

    「人民網(wǎng)日本語版」2020年11月4日

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