中國社會科學(xué)院財経戦略研究院、中國社會科學(xué)院旅游研究センター及び社會科學(xué)文獻(xiàn)出版社が共同で発表した観光緑書「2020‐21年中國観光発展分析?予測」によると、中國の60後(1960年代生まれ)のグループがすでに個人旅行の主力消費者層となっており、過去1年の間に、個人旅行の支出が5000元(1元は約16.9円)を超えた60後の割合は23.9%に達(dá)した。中國新聞網(wǎng)が報じた。
緑書のスクリーンショット
調(diào)査ではメインと追加のアンケート調(diào)査の両方を?qū)g施し、旅行や旅行の時間、旅行関連の費用に焦點を合わせたメインのアンケート(A)は8686人を?qū)澫螭藢g施され、6383人から有効回答を得た。一方、旅行の動機(jī)や旅行のハードルになるもの、旅行の際に注目する要素などに焦點を合わせた追加アンケート(B)は8413人を?qū)澫螭藢g施され、5837人から有効回答を得た。
調(diào)査では、中國の60後が個人旅行の主力消費者層になっているのに対して、家族旅行の主力消費者層は80後(80年代生まれ)であることが分かった。
調(diào)査では、旅行の支出をめぐって、「0元」、「1000元以下」、「1001‐3000元」、「3001‐5000元」、「5001‐8000元」、「8001‐10000元」、「10001‐20000元」、「20001‐40000元」、「40000元以上」の8つの選択肢が設(shè)けられた。
調(diào)査では、世代によって旅行の支出に差が出る結(jié)果となった。まず、個人旅行の支出を見ると、60後が主力で、過去1年間、同グループの23.9%が「5000元以上」を選んだ。また同割合は、70後(70年代生まれ)は20.8%、80後(80年代生まれ)は23.8%、90後(90年代生まれ)は19.4%、00後(2000年以降生まれ)は7.9%だった。
報告は、「その他の年齢層と比べて、60後は、経済的にも、時間的にもゆとりのある世代で、個人旅行の主力消費者層となっている」と分析している。
一方、家族旅行の消費を見ると、80後が主力消費者層となっており、過去1年間、同グループの46%が「5000元以上」を選んだ。また、23.9%が「1萬元以上」を選んでいた。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年5月6日