雲(yún)南人民出版社の「雲(yún)南キンシコウ保護緑書」が4月28日、昆明市で正式に発行された。これにより雲(yún)南キンシコウの全域動的観測の重大な科學研究成果も公開された。雲(yún)南キンシコウの數(shù)は1996年のおよそ13群れ?1000-1500頭から、現(xiàn)在の23群れ?3845頭まで拡大した。澎湃新聞が伝えた。
雲(yún)南キンシコウは生息する標高が最も高い霊長類の一種で、中國Ⅰ級重點保護野生動物に指定されている。(撮影?張志雲(yún))。
雲(yún)南キンシコウは世界自然遺産「三江併流」で生息する象徴種で、中國固有の絶滅危懼野生動物だ。雲(yún)南キンシコウの保護は3つの段階を経てきた。1979年に初めて野生の雲(yún)南キンシコウの群れが発見されてから2000年までは、個體群の數(shù)、個體群の大きさが不安定な段階だった。
阿拉善SEE西南プロジェクトセンターは2016年、科學研究學校と共同で、雲(yún)南キンシコウの全面調(diào)査の議案を提出した。阿拉善SEE生態(tài)協(xié)會と北京市企業(yè)環(huán)境保護基金會が2017年に100萬元の始動資金を寄付し、雲(yún)南省林業(yè)庁が「雲(yún)南キンシコウ全域動的観測プロジェクト」の実施を承認した。
同プロジェクトは世界で初めて雲(yún)南キンシコウの個體群の數(shù)、分布面積、生存環(huán)境など全面的な調(diào)査を行い、系統(tǒng)的で揃った情報記録を取得した。また初めて雲(yún)南キンシコウの個體群遺伝子バンクや地理情報データバンクなどの総合的なデータ記録を作り、未來の保護に向け基礎(chǔ)的な科學的方針決定データを提供している。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年5月3日