宇宙飛行士3人が有人宇宙船「神舟12號(hào)」に搭乗し、宇宙ステーションのコアモジュールに到著してから28日で、11日目となる。宇宙飛行士のほか、今回一緒に搭乗したのはランやナルコユリなどの「神秘的」なたねもあった??萍既?qǐng)?bào)が伝えた。
宇宙突然変異育種とも呼ばれる宇宙育種は、帰還式衛(wèi)星などの宇宙機(jī)により動(dòng)植物?微生物の生殖質(zhì)を地球外空間に運(yùn)び、その突然変異を誘発させ、帰還後に地上で新品種を育成する育種技術(shù)だ。
「宇宙機(jī)のほぼすべてにたねが搭載され、今回の神舟12號(hào)もそうだ。宇宙機(jī)に搭載される多くは生産?生活に重要な意義を持つ種(しゅ)だ。それによって突然変異を引き起こし、地球に戻ってから有益な突然変異を選び、新品種を育成することが目的だ」。中國農(nóng)業(yè)大學(xué)草業(yè)科學(xué)?技術(shù)學(xué)院の張?zhí)N薇教授によると、中國は相次いで稲、トウモロコシ、小麥などの穀物のたね、紅景天、鉄皮石斛、五味子、防風(fēng)、甘草、紅花などの生薬のたね、ムラサキウマゴヤシ、新麥草、ヤマハギ、イガマメ、スイッチグラス、ハイブリッドチカラシバ、シロツメクサなどの牧草のたね、ナス、カボチャ、唐辛子、ササゲ、白菜などの野菜のたね、サルビア、ベニハス、アサガオなどの花のたね、イチイなどの木のたねを搭載していた。
■省級(jí)以上の優(yōu)秀遺伝資源を持つ200近くの新品種を育成
科學(xué)技術(shù)部(省)が建設(shè)を認(rèn)めた國家植物宇宙育種工學(xué)技術(shù)研究センターと中國農(nóng)業(yè)科學(xué)院が設(shè)立した宇宙育種研究センターは2009年より、宇宙変異誘発メカニズム、宇宙変異誘発新遺伝資源の開発?評(píng)価と利用、新品種及び関連工學(xué)技術(shù)と産業(yè)化などの積極的かつ秩序正しい活動(dòng)を展開している。
中國農(nóng)業(yè)科學(xué)院、中國農(nóng)業(yè)大學(xué)などの14機(jī)関が2018年に設(shè)立した宇宙育種産業(yè)革新連盟は、宇宙育種の遺伝資源の革新、宇宙育種技術(shù)の成果の転化、その産業(yè)化の発展促進(jìn)を目指している。
現(xiàn)在まで少なくとも130余りの研究機(jī)関が搭載と宇宙育種に參加しており、甘粛省、北京市、海南省などで宇宙育種育繁推拠點(diǎn)を設(shè)立している。
張氏は「宇宙突然変異育種技術(shù)を利用し、2018年までに42の省級(jí)?國家級(jí)の稲の品種を生み出した。うち2006年の実踐8號(hào)育種衛(wèi)星の搭載規(guī)模が最大で、穀物、綿、油、野菜、果物、花卉など9大類?2000點(diǎn)余りの約215キログラムの農(nóng)作物のたねと菌種が含まれた。宇宙育種はすでに省級(jí)以上の優(yōu)秀遺伝資源を持つ200近くの新品種を育成している。例えば実踐8號(hào)、嫦娥5號(hào)など複數(shù)回の宇宙機(jī)打ち上げでは稲のたねが搭載され、その後複數(shù)の優(yōu)良稲及び矮性イネなどの遺伝資源が開発された」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年6月29日