スポンサーの爭奪戦の場所は

4年に一度のW杯は知名度を上げたい企業(yè)にとって、顔を売るまたとない機(jī)會でもある。

歐州選手権の公式サイトによると、今年の歐州選手権公式スポンサーは12社あり、中國企業(yè)が3分の1を占め、家電の海信集団（ハイセンス）、キャッシュレス決済の支付寶（アリペイ）、ショート動畫共有アプリ「抖音（TikTok）」、スマートフォンのvivo（ビボ）が名を連ねる。

現(xiàn)在、この4社はスポンサー契約金額を明らかにしていないが、2016年歐州選手権のデータが參考になる。そのデータによれば、16年のスポンサー収入は4億8300萬ユーロ（1ユーロは約130.1円）で、スポンサー8社が6千萬ユーロずつ拠出した計算になり、當(dāng)時のレートで人民元に換算すると約4億4千萬元（1元は約17.0円）だ。分析では、新型コロナウイルス感染癥の影響も踏まえ、今回も従來の水準(zhǔn)を維持するならスポンサー料金はそれなりの金額になり、大體6千萬ユーロから8千萬ユーロになるという。

再びW杯アジア最終予選に挑む中國チームを、大勢の観客とサッカーファンたちが待ち受けている。市場調(diào)査會社の艾瑞諮詢（iResearch）の予測では、中國のサッカーファンは約2億人で、定期的に試合を観戦する人は約3千萬人に上る。感染癥の影響により、5月30日に中國チームがホームでグアムチームと戦ったゲームは、実に1年半ぶりに中國チームがホームで迎えたビッグゲームとなった。統(tǒng)計によれば、當(dāng)日の観戦者は2萬9千人を超えた。アジアサッカー連盟（AFC）の規(guī)定によると、この試合の観戦者の上限は3萬人で、定員の96％に達(dá)したことになる。

「わいわい騒ぎながら試合を見る」中國のサッカーファンたちは、中國チームへの愛を持ち続けている。企業(yè)にとってみれば、露出度の極めて高いこのチャンスをみすみす逃す手はない。中國チームがカタールW杯に出場できるかどうかに関わらず、カタールの競技場を取り囲む広告ボードが企業(yè)の「兵家必爭の地」になることは確実だ。実際、企業(yè)の中には動き出したところもある。21年4月、海信は國際サッカー連盟（FIFA）と契約を結(jié)び、カタールW杯の公式スポンサーになった。

過去5年でサッカー育成企業(yè)が新たに4千社近く増加

サッカーファンの活発な動きがサッカーに関わるさまざまな関連産業(yè)の発展を促すとみられる。同時に、ビッグゲームを行うと、開催都市には複數(shù)の経済推進(jìn)力がもたらされる。たとえば関連措置のさらなる完備、スポーツ施設(shè)の改修やメンテナンス、周辺の交通網(wǎng)の構(gòu)築や改善などがあり、都市のサッカーインフラ建設(shè)なども見込まれる。

またW杯などのイベントは育成産業(yè)の発展ももたらした。天眼査アプリのデータでは、中國には現(xiàn)在、サッカー育成関連企業(yè)が5400社以上あり、7割近くにあたる4千社は過去5年間に設(shè)立されている。地域分布を見ると、広東省が最も多く32.96％を占め、浙江省が2位で17.75％、北京市が3位で16.9％となっている。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年7月12日