有人宇宙船「神舟12號(hào)」の乗組員の聶海勝氏、劉伯明氏は20日、中國(guó)が獨(dú)自に開(kāi)発した次世代船外宇宙服を著用し、宇宙ステーション「天和」コアモジュールとノードモジュールから前後して船外に出るとともに、2回目となる船外活動(dòng)のすべての予定されていた任務(wù)を順調(diào)に完了した。人民日?qǐng)?bào)海外版が伝えた。
宇宙においてひときわ目立つ船外宇宙服は、宇宙飛行士が船外活動(dòng)を行う際の鎧でもある。2回目の船外活動(dòng)で、船外宇宙服の機(jī)能?性能がさらに検証され、中國(guó)有人宇宙飛行の実力が示された。
高さ2メートルほどで、重さ100キログラム超の次世代船外宇宙服は厚く重いように見(jiàn)えるが、実際には重いものの動(dòng)きやすい。船外宇宙服を著た宇宙飛行士は宇宙の環(huán)境におけるリスクに耐えられるうえ、柔軟に活動(dòng)し任務(wù)を完遂できる。劉氏が「中國(guó)が開(kāi)発した次世代船外宇宙服を著ると、さまざまな挑戦に対処する自信が深まった」と述べた通りだ。
船外宇宙服は真空、放射線、高溫?低溫に対して高い防護(hù)力を持つのは、主に多層的な設(shè)計(jì)によるものだ。宇宙服の最も內(nèi)側(cè)は裏地と尿収集裝置。裏地の外側(cè)は放熱用の液體冷卻換気層で、水を冷卻液として宇宙飛行士の體から放出される熱を冷やす。液體冷卻換気層の外側(cè)は一定の圧力を生む加圧気密層。さらにその外側(cè)は加圧気密層の外側(cè)への膨張を制限する制限層。制限層の外側(cè)は船外の大きな気溫差に対応する斷熱層。最も外側(cè)は保護(hù)層で、複數(shù)種類(lèi)の複合繊維からなっている。
船外宇宙服の柔軟性には、精巧な設(shè)計(jì)が欠かせない。専門(mén)家によると、中國(guó)の船外宇宙服はヘルメットと胴體部分が一體化設(shè)計(jì)を採(cǎi)用している。四肢は調(diào)節(jié)可能で、生體工學(xué)的構(gòu)造を利用し、上肢?下肢の関節(jié)には気密ベアリングが使われており、関節(jié)の活動(dòng)がより自由自在になっている。身長(zhǎng)162-180センチの宇宙飛行士が著用可能。
7月4日の1回目の船外活動(dòng)と比べると、2回目を行う宇宙飛行士はやや異なった。しかしこれは船外宇宙服の著用?使用の妨げにならなかった。
中國(guó)宇宙飛行士センター宇宙飛行士システムサブチーフデザイナーの王春慧氏は、「同船外宇宙服は體に合いやすく、調(diào)節(jié)により身長(zhǎng)と體重の異なる人體のパラメータに適応できる。2回目の船外活動(dòng)を行った聶氏が著たのは前回劉氏が著たもので、劉氏が著たのは前回湯洪波氏が著たものだ」と述べた。
王氏は「船外宇宙服の設(shè)計(jì)基準(zhǔn)によると、船外宇宙服は軌道上での3年の活動(dòng)、宇宙飛行士による15回の船外活動(dòng)に耐えなければならない。そのため船外宇宙服を著る宇宙飛行士は異なるクルーの可能性がある。今回は神舟12號(hào)のクルーで、次は神舟13號(hào)のクルーを迎える」と話した。
精巧な設(shè)計(jì)と技術(shù)のアップグレードにより、重さ100キロ超の船外宇宙服だが、著脫しやすく便利でスムーズだ。中國(guó)宇宙飛行士科學(xué)研究トレーニングセンター宇宙服工學(xué)室の張萬(wàn)欣室長(zhǎng)は、「船外宇宙服を著るのに5分しかかからない。これまでの試験では、宇宙飛行士を含む被験者は一般的な狀況において、3分ほどで著ることができた」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年8月26日