今年4月下旬から、フフシルの卓乃湖に向かって移動(dòng)を始めたチルー(撮影?呉剛)。
青海省三江源國(guó)家公園長(zhǎng)江源園區(qū)可可西里(フフシル)管理処がこのほど公開(kāi)した統(tǒng)計(jì)によると、「高原の精霊」と呼ばれるチルーの今年の大規(guī)模な繁殖活動(dòng)とそれに伴う大移動(dòng)が終わった。職員らの記録によるとチルー3874頭がフフシルに移動(dòng)して出産。生息地に戻ったチルーは6185頭に増えた。人民日?qǐng)?bào)海外版が報(bào)じた。
フフシル管理処五道梁保護(hù)ステーションのモニタリングによると、5月2日午後1時(shí)、今年第一陣となるチルー235頭が青蔵鉄道や青蔵公路を越えて、標(biāo)高4800メートルのフフシルの奧地にある繁殖地?卓乃(チョナイ)湖に向かった。それにより、今年のチルーの大移動(dòng)が本格的に始まった。チルーの大移動(dòng)は、世界で最も圧巻の有蹄類動(dòng)物の大移動(dòng)と稱されている。
出産を終えたチルーは7月16日から生息地に戻り始め、8月16日に移動(dòng)を全て完了させた。
現(xiàn)在、中國(guó)の野生のチルーの個(gè)體數(shù)は30萬(wàn)頭以上にまで回復(fù)している。中國(guó)科學(xué)院西北高原生物研究所の専門家?連新明氏は、「チルーは、國(guó)際自然保護(hù)連合(IUCN)のレッドリストのカテゴリーにおいて、絶滅危懼種(EN)から近危急種(NT)へ引き下げられたということは、個(gè)體數(shù)が増加しており、今後も増加の一途をたどると予想されていることを示している。これは、最も成功した野生動(dòng)物保護(hù)のケースだ」と強(qiáng)調(diào)する。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年8月30日