新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)哈巴河(カバ)県北灣は、世界で蚊が最も多い4地域の一つとなっている。統(tǒng)計によると、同地域では1立方メートルあたり1700匹の蚊がおり、最も多い季節(jié)にはその數が3500匹以上に達する。つまり1度に100匹以上の蚊を叩き殺すというのも、この地域では決して「不可能」な話ではない。
夏の終わりから秋の初めにかけて、蚊の活動は最盛期を迎えるため、この「蚊の王國」である新疆軍區(qū)北灣で國境の防備に當たる兵士らは、「完全武裝」で勤務しなければならない。
今年、兵士らは、バージョン7の蚊よけ服を著ている。二層の網上の素材が採用されており、重さは1キロ未満。主な素材に蟲よけの薬品がしみ込んでいる。蟲よけの薬品は液體で、一定期間ごとに、バージョン7の蚊よけ服をそれに漬けこむことで、蚊よけの効果を発揮するという。
また、こうした蚊よけ服のほか、蚊よけの帽子や手袋、肘?膝用カバーなども裝著しなければならない。
それだけでなく、駐屯地には長さ1.1メートル、幅0.8メートルの太陽光発電の殺蟲ライトが設置されている?!格v屯地で駆除する蚊の量は1日でゴミ箱半分くらいになる」という。
関連した報道を見たあるネットユーザーは、兵士と一緒に行動する軍犬は蟲よけ服といった裝備が無いことに気付き、「かわいそう」といったコメントを寄せた。
そして、親切なあるネットユーザーからこのほど、軍犬「炎龍」のために特製の蚊よけ服が送られてきたという。その蚊よけ服は二層式で、「外側が迷彩服」、中は「クールダウンインナー」になっている。
「迷彩服」はオックスフォード素材、內側は網狀の素材となっており、通気性が良くなっている。
「クールダウンインナー」は、マジックテープとファスナーの2種類で裝著できるようになっており、軍犬のサイズに合わせて調整できるため、體型が変化しても著られなくなるといった心配が無用なデザインになっている。
またこの二層式の蚊よけ服のほか、パトロールの時に頭やしっぽに裝著するカバーもあるのだという。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年8月31日