東京五輪のテコンドー競(jìng)技會(huì)場(chǎng)にいた1人の女性の姿が、多くの人に深い印象を殘した。祝林芳さんというこの女性は、東京五輪の審判員でただ一人の中國(guó)の現(xiàn)役軍人だ。「陸軍大佐」、「美人でかっこいいい」といったキーワードの背後には、努力を重ねてきた祝さんの感動(dòng)的なストーリーがある。
テコンドーの世界チャンピオンに5回
祝さんは中國(guó)人民解放軍陸軍特殊作戦學(xué)院の教官(階級(jí)は大佐)で、優(yōu)れたテコンドーの選手でもあり、これまでに世界チャンピオンに5回なったほか、中華人民共和國(guó)全國(guó)運(yùn)動(dòng)會(huì)(全運(yùn)會(huì))で1回優(yōu)勝し、中國(guó)チャンピオンにも5回なっている。また集団一等功を1回、集団三等功を1回、個(gè)人二等功を6回、個(gè)人三等功を2回、獲得している。審判員に転身してからは、國(guó)と軍を代表して世界選手権やアジア選手権、世界軍人運(yùn)動(dòng)會(huì)(ミリタリーワールドゲームズ)、世界軍人選手権の4大國(guó)際的イベントで「最優(yōu)秀女性審判員」の稱號(hào)を獲得した唯一の存在になっている。
現(xiàn)在は國(guó)際大會(huì)の審判員を務(wù)めるほか、世界軍事體育理事會(huì)のテコンドー部門(mén)執(zhí)行委員會(huì)のメンバーだ。
選手時(shí)代にひざ関節(jié)に大きなけが
東京五輪に備えて手術(shù)を遅らせる
祝さんは選手時(shí)代の古傷が原因で、両方の膝前十字靱帯が損傷(斷裂)し、半月板がほとんどなく、軟骨損傷レベルはグレード3-4となっており、その関節(jié)は80歳以上の高齢者の狀態(tài)だという。
夜は膝のキリキリした痛みでなかなか寢付けず、痛み止めを打ってなんとか數(shù)時(shí)間の睡眠を確保している。醫(yī)者からはできるだけ早く人工膝関節(jié)置換術(shù)を受けるよう勧められていたが、東京五輪での審判活動(dòng)に影響することを懸念して、祝さんは手術(shù)を遅らせ、保存療法を行うだけにして5年間我慢し続けてきた。
東京五輪のテコンドー審判員に
唯一の中國(guó)籍審判員
5年間に3回の選抜のタイミングがあり、祝さんは古傷を抱えたまま、五輪に向けてポイントを積み上げる國(guó)際試合で35回審判員を務(wù)め、審判員の國(guó)際研修にも8回參加し、最終的に3600人の優(yōu)れた國(guó)際審判員の中から抜きん出ることができた。
2021年5月31日、祝さんはワールドテコンドーから東京五輪の審判員に選ばれたことを告げる書(shū)簡(jiǎn)を受け取り、東京五輪のテコンドーの審判員で唯一の中國(guó)籍審判員になった。
祝さんは、「五輪の審判員を務(wù)められることは、責(zé)任を伴うことでもあり、夢(mèng)でもある。國(guó)の名譽(yù)、使命のために戦う精神、信じる心が私を支えてくれる。もっと大きなけがや困難に見(jiàn)舞われても、私は頑張り続ける」と話した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年8月27日