今月7日で、2022年北京冬季オリンピックまであと150日となった。フリースタイルスキーは1960年代に北米で始まったとされている。見る側(cè)からすると、選手が披露する空中演技などを楽しむことができる迫力満點の競技だ。中國のフリースタイルスキー?エアリアル國家合宿チームは現(xiàn)在、國家體育総局秦皇島訓(xùn)練基地で合宿している。冬でもなく、雪もない中、アスリートたちはどうやって練習(xí)しているのだろうか?その答えは、「ウォータージャンプ」だ。中央テレビニュースが報じた。
フリースタイルスキー?エアリアルのコースはアプローチとキッカー、ランディングバーン、ブレーキングゾーンという4つのエリアから構(gòu)成されている。夏に練習(xí)を行うウォータージャンプでは、ランディングバーンとブレーキングゾーンが水を張ったプールに設(shè)けられており、アスリートはアプローチからジャンプして空中演技をした後、プールに著水することになる。著水するため、難易度の高い新しい演技の練習(xí)を、実際の雪の上でするよりも安全に行うことができる。
キッカーは、スモールキッカーとミディアムキッカー、ビッグキッカーの3種類があり、回転數(shù)によって使い分けられ、ビッグキッカーの難易度が最も高い。冬季五輪のエアリアルに出場するためには、男女選手ともに、ビッグキッカーを使いこなすスキルが必要となる。
では、わずか2-3秒という短い時間で披露される選手の演技をどのように評価するのだろうか?これにはコースに設(shè)置されているビデオ映像システムが大きな助けとなる。訓(xùn)練基地にはカメラが6臺設(shè)置されており、リアルタイムで選手の演技を撮影している。映像は16倍のスローモーション、またはファストモーションでみることができ、コーチは選手の演技をより細(xì)かいところまで確認(rèn)し、分析することができる。
毎日、練習(xí)を終えた後で、映像システムを使って、練習(xí)の分析データを取得することもできる。それを使って練習(xí)を振り返り、総括することができる。また、大量の練習(xí)データやビッグデータ解析技術(shù)を通じて、世界一流選手と比較し、その競技能力の各種指標(biāo)を客観的に分析して、判斷することを可能にしている。
またアスリートが演技の完成度をさらに高めるために、空中演技の風(fēng)洞トレーニングも新しい練習(xí)方法となっている。
フリースタイルスキー?エアリアル國家合宿チームのメンバー11人は現(xiàn)在、2022年北京冬季オリンピック出場に向けて著々と準(zhǔn)備を進(jìn)めている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年9月9日