12日に行われた國連生物多様性條約第15回締約國會議(COP15)で明らかになった情報によると、中國はジャイアントパンダ國家公園を含む第1弾?5カ所の國家公園を正式に設(shè)立した。
ジャイアントパンダ國家公園體制試行活動は2017年に全面的に始動した。試行エリアは四川省、陝西省、甘粛省。うち四川エリアの面積は2萬平方キロメートル以上で、野生のパンダは1200頭以上。その面積と野生のパンダの數(shù)は、いずれもジャイアントパンダ國家公園の約4分の3ほどを占める。
ジャイアントパンダ國家公園管理局の向可文局長は、「ジャイアントパンダ國家公園はパンダ分布エリア內(nèi)の広範(fàn)な生息地と潛在的な生息地をカバーしている。機関統(tǒng)合、體制の刷新などの手段により、既存の各種保護地を統(tǒng)合した上でより範(fàn)囲の広い、より完全な生態(tài)バランスの維持に努力し、パンダがより良く生息、生存、繁栄できるようにする」と述べた。
4年間の試行で、パンダの保護にはどのような効果があったのだろうか?!复椁欷俊⒋椁欷?!」。ジャイアントパンダ國家公園四川王朗エリアの巡回員の魯超氏は8月27日午後、巡回中に野生のパンダと遭遇した。同エリアの巡回員が前回パンダに遭遇してからわずか5日ぶりだった。
王朗エリアにとどまらず、試行開始後に臥龍や九頂山などの野生のパンダの活動が明らかに増加した。綿陽、雅安、阿壩などの村人が野生のパンダに偶然に遭遇したと度々報道された。
モニタリングと巡回の強化は、保護方法のレベルアップの重要手段だ。四川省は試行エリアに赤外線カメラによる7800カ所のモニタリングポイントを設(shè)置。3336平方キロメートルのパンダ生息地及び1668本のトランセクトラインの重點モニタリングを行った。累計で固定巡回ルートを900本余り設(shè)置し、各種巡回に延べ9萬人近くを派遣した。1萬4000平方キロメートル以上を網(wǎng)羅し、野生のパンダを計30回以上発見した。
試行開始後にジャイアントパンダ國家公園の野生パンダの個體群數(shù)が安定し、生息地の面積が拡大し、連結(jié)性が上がっている。
業(yè)界関係者は、象徴種のパンダの保護は「生態(tài)保護の傘」を差すのに相當(dāng)するとしている。ジャイアントパンダ國家公園はここ數(shù)年、パンダの象徴種としての「傘の保護効果」を発揮し、さらにキンシコウ、ユキヒョウ、チュウゴクイチイなどの8000種以上の伴生希少動植物を協(xié)同で保護している。
北京大學(xué)生命科學(xué)學(xué)院の李晟研究員は、「パンダ保護の意義はとうにパンダそのものの保護に留まらなくなった。ジャイアントパンダ國家公園は保護管理から生態(tài)系ガバナンスへ、民生福祉の増進から人と自然の調(diào)和的な共生へ、野生パンダ個體群の回復(fù)と拡大により全體的な保護を?qū)g現(xiàn)する」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年10月18日