10月26日、客のために肉を焼く浜谷さん(撮影?董小紅)。
浜谷東志さんは、毎日食事時(shí)になると、34年かけて磨いた肉を焼く腕前を披露し、客においしい焼肉を振る舞っている。新華社が報(bào)じた。
四川省成都市の繁華街である春熙路のあるショッピングセンターの中に、日本の焼肉の味を楽しむことができる店「和匠烤肉」がある。そのオーナーである日本人の浜谷さんは、2019年9月に、仲間と共にその店をオープンさせた。
浜谷さんは、「2006年に成都に旅行に來た時(shí)に、成都には日本式焼肉店があまりないので、大きな市場(chǎng)になると考えた。成都は生活感に溢れ、とても快適という印象が強(qiáng)く、成都で店を開くことにした」と話す。
しかし、開店して間もなく、新型コロナウイルス感染癥が襲來し、ショッピングセンターは6週間営業(yè)を停止した。そんなたいへんな時(shí)期にもかかわらず、店のスタッフ50人に給料を支払わなければならず、さらに、冷凍庫の中には何百キロもの牛肉がストックされていて、そのままにしていると売り物にならなくなってしまうという危機(jī)的な狀況に陥った。それでも、浜谷さんは決して諦めなかった。浜谷さんがそのように気力を保つことができたのは、成都市政府の支援があったほか、成都市が大好きという気持ちがあったからだという。
「ここに留まると決めたからには、がんばらないと。新型コロナウイルス感染癥拡大が最も深刻だった時(shí)期をなんとか乗り越え、中國(guó)の都市の生産や生活の秩序が少しずつ回復(fù)するにつれて、店の客足も戻り始めた」と浜谷さん。
そして、常連客も増え、商売はますます繁盛するようになり、2020年8月と12月には、2號(hào)店と3號(hào)店もオープンした。
18歳の時(shí)に見習(xí)いになってから、焼肉の腕を磨き続けて34年になる浜谷さんは、「僕は日本の『焼肉職人』」と笑顔で話し、「日本式焼肉の素晴らしさを成都で伝えたい」と、その思いを語る。そのため、店では、食材そのものの味にこだわったり、さっぱりした料理から始めて、徐々に味の濃い料理を提供するようにしたり、肉の部位によって切り方を変えたりと、日本ならではの焼肉の技を取り入れている。
「當(dāng)?shù)辘慰窗濂幞衰濠`は『厚切り牛タン』。牛タンは厚めに切ったほうが味わい深い。地元成都で雇用した見習(xí)いもおり、こうした技を教えている」と浜谷さん。
浜谷さんは仕事の合間に、成都のバラエティーに富むグルメ文化を楽しんでおり、「成都は『グルメの都』?;疱仱舜ù侠恚─胜伞ⅳ嗓欷猡趣皮猡い筏ぁ工葴?jiǎn)?。「將來的には、成都のグルメを日本で伝え、一人でも多くの人に成都のおいしい料理について知ってもらいたい」と話した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年11月9日