便利なデリバリー配達の登場で、若いサラリーマンの食事の問題が解決されているだけでなく、さらに、食事に多くの選択肢ができ、いろんな種類や味の料理を食べることができるようになってきている。北京青年報が報じた。
1日中大忙しのデリバリー配達員
「2020-21年中國デリバリー配達業(yè)界発展分析報告」によると、デリバリーの種類が増え続け、店の営業(yè)時間も長くなっているといった要素の影響で、デリバリー配達の利用時間は、晝食と夕食の時間帯から、「全日」へと拡大している。晝食と夕食の時間帯は依然として、デリバリー配達のピークタイムとなるものの、その2つの時間帯に限らず、朝食やアフターヌーン?ティー、夜食などの時間帯も、デリバリーを利用する人が増えており、春節(jié)(舊正月)といった伝統(tǒng)的な祝祭日の時でも、デリバリーを注文するという人さえ増えている。
調(diào)査によると、「下沈市場(三線以下の都市、県?鎮(zhèn)、農(nóng)村地區(qū)の市場)」や60後(1960年代生まれ)、70後(70年代生まれ)のユーザーの間でも、デリバリーを利用する人が増えている。都市のランク別で見ると、四線以下の都市のユーザーの増加が、一、二、三線都市を遙かに上回っている。また、四線以下の都市を見ると、95後(95-99年生まれ)と60後のユーザーが急増しており、一線都市を見ると、70後のユーザーの1ヶ月當たりの利用回數(shù)が初めて5回を上回り、名実ともにロイヤルティの高いユーザーとなった。
90後や95後は朝食もデリバリー
90後(90年代生まれ)や95後の牽引の下、朝食デリバリーを利用する人が急増している。また、肉類、水産系、卵類の朝食における消費量と占める割合が高くなっている。
「インターネット飲食デリバリー消費栄養(yǎng)健康動向洞察」によると、2021年、中國のインターネット飲食デリバリー市場の取引規(guī)模は9340億元(1元は約18.01円)に達する見込みだ。95後の消費が占める割合は、2018年の35.6%から2019年には41.8%に上昇し、デリバリー消費の主力となっている。また、朝食とアフタヌーン?ティーの消費は女性の方が多いのに対して、夕食や夜食などの利用額は男性の方が多くなっている。デリバリーユーザーの朝食の消費が急速に伸びており、中でも90後、95後の朝食のデリバリー増加幅が最大となっている。
デリバリーを利用する時も、お腹いっぱいになるだけでなく、栄養(yǎng)バランスも考えなければならない。肉類や水産系、卵類の消費量の占める割合が年々増加傾向にある。そのうち、肉類の消費の構(gòu)造はあまり変化していないが、海の魚と淡水魚の消費の割合の増加幅が比較的大きくなっており、水産製品の消費の割合は低いが、質(zhì)の高いタンパク質(zhì)の供給が改善されている。
女性のほうがヘルシー
年齢層によって、デリバリーで注文する食品の種類も異なる。90後は穀類?イモ類や野菜を、70後は肉類、水産系、卵系を好み、90後と80後は70後よりも牛乳や豆、ナッツ類を好んでいる。
また、デリバリーで注文する食品の構(gòu)造は、男女でも異なる。女性は水産系や野菜、果物、ナッツ類を好み、デリバリー消費も「食生活指針」のアドバイスに近い。一方、男性は肉類を好み、肉製品やフライドポテト系を特に好んでいる。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年11月24日