今月22日午前10時(shí)34分に、二十四節(jié)気の20番目「小雪」を迎えた。冬の2番目の節(jié)気で、舊暦では10月に、グレゴリオ暦では11月22日または23日に到來し、定気法では太陽黃経が240度の時(shí)となる。
「小雪」は雪が降り始める頃とされている。22日と23日、中國中?東部のほとんどの地域では強(qiáng)風(fēng)となり、気溫が下がる。局地的には14度以上下がる所もありそうだ。東北エリアでは雪が降り、局地的には暴雪やドカ雪になるとみられている。
「小雪」を過ぎると、気溫が急降下し、空気も乾燥する。そして、干し肉を作るのにちょうどよい季節(jié)となる。この頃に作ったソーセージや干し肉は、春節(jié)(舊正月)の時(shí)にちょうど食べ頃となる。
南方エリアでは、豊作を祝い、「小雪」の日にもち米を蒸して餅つきし、丸く成形して、ゴマやピーナッツ、砂糖などをつけた餅「糍粑」を食べる習(xí)慣がある。
「小雪」の健康の秘訣は「精」を蓄えること
中醫(yī)學(xué)では、冬は「蓄える」季節(jié)と考えられている。蓄えるものの一つが生命活動(dòng)の基礎(chǔ)的な物質(zhì)で、人體のエネルギーや體力、免疫力の源である「精」だ。例えば、「腎精」を蓄えることで、厳しい寒さに耐え、翌年に「陽気」を昇発させるための基礎(chǔ)を築くことができる。
耳のマッサージ
中醫(yī)學(xué)では、耳をよくマッサージすると、「腎気」を補(bǔ)い、その蓄える働きを助けることができると言われている。両手の親指と人差し指で、溫かくなるまで両耳をマッサージすると良い。
足腰を溫める
腎臓の経路(人體の気?血?津液が運(yùn)行する通路)である「腎経」は足の裏から腰へと流れて行くため、足腰を溫かくしておくのは、「腎精」を蓄えるカギとなる。足が冷えないようにし、毎晩40度ほどのお湯で足湯をすると良い。また、腰をマッサージしたり、軽く叩いたりすると、「腎陽」を溫めることができる。
時(shí)宜を得た降雪は翌年の豊作の前觸れと言われるように、冬というのは「衰退」を表す季節(jié)ではなく、確実に力を蓄え、翌年の「新生」を靜かに待っている季節(jié)なのだ。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年11月22日