米通商代表部（USTR）はこのほど、中國からの輸入製品352品目を関稅の適用除外対象とすることを改めて発表した。これについて中國國際貿(mào)易促進委員會の于毅報道官（同委弁公室室長）は3月31日に行われた記者會見で、「米政府ができるだけ早くすべての対中追加関稅を撤廃することを望む」とコメントした。

于氏は、「中米経済貿(mào)易関係の本質(zhì)は互恵?ウィンウィンであり、貿(mào)易戦爭に勝者はいない。2018年以降、中米貿(mào)易摩擦が絶えずエスカレートし、中米雙方の企業(yè)がいずれも大きな影響を受けた。中米は世界経済発展の中でともに全局面を左右する重要な立場にあり、長年にたわる発展を経て、中米経済貿(mào)易協(xié)力はすでに相互依存、密接不可分、互恵?ウィンウィンであり、両國の産業(yè)は互いになくてはならない存在であり、『和すれば共に栄え、爭えば共に傷つく』の関係だと言える。中米両國の多くの企業(yè)が私たちに伝えるのは、グローバルサプライチェーンの安定とバランスこそ、米國の企業(yè)、米國の消費者、中國のメーカーのいずれにとっても極めて重要ということだ。このたびの適用除外の決定は、中米雙方の実體経済に直接的に好材料をもたらし、その恩恵は民生と大衆(zhòng)に及ぶ」と述べた。

また于氏は、「中米を含む世界の商工界が貿(mào)易グローバル化に対して抱く主流の意見は非常にはっきりしている。個別の國のごく一部の企業(yè)が正常でない貿(mào)易関係から、『デカップリング』から、さらには地政學(xué)的な紛爭の中から短期的な利益を受けることを排除しないが、協(xié)力と発展こそが全人類の運命共同體としての主流意見であり、世界の商工界の主流意見であり、各國の大多數(shù)の企業(yè)とその従業(yè)員、消費者が長期的に利益を得られる道だ。中米経済貿(mào)易協(xié)力を含むグローバル経済貿(mào)易協(xié)力を強化することは、新型コロナウイルス感染癥にウクライナ危機が加わってグローバル市場に打撃を與える大きな情勢の中でとりわけ重要なことだ」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年4月1日