中國(guó)人民銀行（中央銀行）はこのほどデジタル人民元研究開(kāi)発テスト業(yè)務(wù)座談會(huì)を開(kāi)催し、これまでに行ったテストの狀況を総括したとともに、次の段階の業(yè)務(wù)を計(jì)畫(huà)し準(zhǔn)備した。人民網(wǎng)が同行の情報(bào)として伝えた。

座談會(huì)では次の點(diǎn)が指摘された。デジタル人民元テストシーンを秩序よく拡大し、既存のテストエリアを基礎(chǔ)として、天津市、重慶市、広東省広州市、福建省の福州市と廈門(mén)（アモイ）市、2022年杭州アジア競(jìng)技大會(huì)およびアジアパラ競(jìng)技大會(huì)を開(kāi)催する浙江省の六都市をテストシーンに加える。北京市と河北省張家口市は2022年北京冬季五輪?パラリンピックの會(huì)場(chǎng)でのテスト終了後にテストシーンとする。

人民銀行は2017年末にデジタル人民元の研究開(kāi)発業(yè)務(wù)をスタートし、研究開(kāi)発に參與する機(jī)関の選定では資産規(guī)模と市場(chǎng)シェアがトップクラスであること、技術(shù)開(kāi)発力が高いことなどを標(biāo)準(zhǔn)として、大型商業(yè)銀行、通信事業(yè)者、インターネット企業(yè)を選んだ。

19年末より、人民銀行は深セン市、蘇州市、雄安新區(qū)、成都市および22年北京オリパラ會(huì)場(chǎng)でデジタル人民元のテストを展開(kāi)した。20年11月からはテストシーンに上海市、海南省、長(zhǎng)沙市、西安市、青島市、大連市を新たに加えた。これによりデジタル人民元は「10市+1區(qū)」のテスト段階に入り、テスト実施エリアは長(zhǎng)江デルタ、珠江デルタ、北京?天津?河北、中部、西部、東北、北西の各地域をほぼカバーした。またインターネットプラットフォームと段階的に提攜を進(jìn)め、人々の暮らしに密著した少額?高頻度の消費(fèi)シーンをめぐり十分な探求を行ってきた。

22年1月18日に行われた國(guó)務(wù)院新聞弁公室の記者會(huì)見(jiàn)によると、人民銀行金融市場(chǎng)司の鄒瀾司長(zhǎng)は、「2021年12月31日現(xiàn)在、デジタル人民元テストシーンは808萬(wàn)5100ヶ所を超え、開(kāi)設(shè)された個(gè)人用ウォレットは累計(jì)2億6100萬(wàn)件、取り引き金額は875億6500萬(wàn)元（約1兆6875億4千萬(wàn)円）に上った」と明らかにした。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年4月4日