星座はこれまでずっと、人付き合いの中で若者に最も人気の話題だった。それが今、MBTIに取って代わられそうになっている。両者の間には多くの違いがあるというのに。
MBTIは新しい「ネットスラング」ではなく、性格診斷テストの英語(yǔ)表記の頭文字を取ったものだ。
MBTIとは?
MBTIとは「Myers-Briggs Type Indicator(マイヤーズ=ブリッグス?タイプ指標(biāo))」という名稱の、自己申告型の性格診斷テストのことだ。人々がどのように外界に接し、判斷をし、ものを見るかなどの心理活動(dòng)のパターンや性格のタイプを測(cè)定し分類する。
MBTIは個(gè)人の行動(dòng)の特徴を、興味関心の方向、外界への接し方、判斷の仕方、ものの見方の4つのポイントによって分類する。
4つのポイントの選好を組み合わせると人の性格は16タイプに分かれる?,F(xiàn)在流行中のMBTI16タイプ性格診斷テストでは、16タイプを分析家、外交官、番人、探検家の4大タイプに分類する。
MBTIはなぜ人気があるのか?
MBTIの最初のテストシートは1942年に登場(chǎng)し、その後、改訂が加えられ、徐々に整ったものになっていった。1980年代になって人気が出始め、今ではインターネットを通じて新たなブームを巻き起こしている。
MBTIはなぜ人気があるのか。一般的に言われているのは、やり方が簡(jiǎn)単で、拡散しやすいというものだ。同時(shí)に、MBTIは「アンケート調(diào)査のようなもの」の回答を利用して個(gè)人を診斷するのではなく、決定権はテストを受ける側(cè)にあり、1人1人が自分の発信した情報(bào)に基づいて、自分の性格がどのタイプかを探求し判定する。
MBTIは人気があるが、學(xué)術(shù)分野ではいつも議論の的になってきた。學(xué)者の中には「このテストの信用度と効果はそれほどでもない」という人もいれば、「テストの結(jié)果説明は記述が曖昧で一般的なことばかりがゆえに誰(shuí)にでも當(dāng)てはまる」という人もいる。
しかしMBTIは相対的に簡(jiǎn)単で曖昧な部分があるからこそ流行した。特にSNS時(shí)代の中、人はしばしばMBTIを用いて自分を表現(xiàn)したり、情報(bào)を共有したり、人と関わったりしてきた。
「MBTIがなければ、何か別のものがその隙間を埋めただろう」との見方を示す専門家がいる。
MBTIで社員を採(cǎi)用したりパートナーを探したりしても大丈夫か?
MBTIは登場(chǎng)して以來(lái)、しばしば企業(yè)の採(cǎi)用活動(dòng)や人々のパートナー探しに利用されてきた。しかし、企業(yè)がMBTIで応募者をふるいにかけることや、個(gè)人がMBTIを利用してキャリアアップを計(jì)畫したりパートナーを探したりしても大丈夫なのだろうか。
これに関しては、慎重な態(tài)度を取るネットユーザーが少なくない?!感睦恁匹攻趣悉ⅳ朊妞菂⒖激摔胜毪趣いΤ潭趣韦猡韦恰⑴袛啶摔侠盲扦胜?。ましてや専門家でなければ、さまざまな概念の理解において極めて大きなずれがある」と考える人もいれば、「SNSプラットフォームで楽しんでいるだけ」と考える人もいる。また、「自分を認(rèn)識(shí)する1つの方法に過ぎない。參考程度のもの」とする人もいる。
ある學(xué)者は、「MBTIの結(jié)果で最終的な性格パターンの判斷をしてはならない。判斷するには、MBTI認(rèn)定資格を持つ専門家の指導(dǎo)の下で、回答の結(jié)果を參考資料として、個(gè)人の性格パターンを確定する必要がある」との見方を示す。
同研究によれば、MBTIは自分のことをはっきり知るのに役立つものだが、認(rèn)知の自由を奪うものではなく、結(jié)論を人に押しつけるものでもない。MBTIは人の性格に効果的な評(píng)価を下すが、行動(dòng)や態(tài)度、知的レベル、能力の高低、仕事ぶり、將來(lái)の幸せや運(yùn)命を推測(cè)?判斷するものではないという。
現(xiàn)在、人をカテゴリー分けして判斷する際の新たなレッテルとしてMBTIを利用する人もいるが、これは物事をよりつまらなくする可能性がある。俗に「十人十色」というように、人はそれぞれ異なり、そして動(dòng)的なものだ。性格テストは手軽にできるが、內(nèi)面の探求というのは永遠(yuǎn)に終わりがないものなのだ。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年4月7日